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SPOT 03

おいしいワインとパンの旅 from 新千歳空港

気軽フレンチがうれしい。
道産食材と空知ワインの隠れた名店
〈プティ ラパン〉

from 北海道滝川市

SHORT TRIP Guides - 北海道の小さな旅ガイド edited by コロカル
SHORT TRIP Guides - 北海道の小さな旅ガイド edited by コロカル

食材を生かしきる、空知ワインとの
幸せなマリアージュ。

知の北にあたる滝川市のまちに佇むフレンチレストラン〈プティ ラパン〉。地場の旬の食材とともに、希少な空知ワインをいただける穴場のお店です。

フレンチとは言っても堅苦しさとは無縁。ランチタイムは3種類のセットメニューからチョイス。この日の〈本日のお魚ランチ〉(950円)は、メインは日本の岩手以北、特に北海道でとられるアオゾイ。ホロリとほどける白身に合わせたソースは、なんと下に添えられた大根のブイヨンがベース。フレンチの濃厚なイメージを覆す、やさしく奥行きのある味わいがしっくりと馴染みます。つけ合わせの泊産真イカのマリネはワタ入りのソースが決め手に。

「できるだけ近くの食材を使い、基本的に全部手で作ることを心がけています。おいしくて安心、は当たり前のことと思っています」と語るのはオーナーシェフの老田弘基さん。厳選された野菜や卵などの食材は一度生産者さんのもとへ赴き、食べ、実際に料理して決めるそうです。

江別産奄夢豚の自家製パテ(650円)は道内産鶏白レバー入りでワインにもマッチ。ランチセットの美瑛産小麦のパンも毎日お店で焼かれています。

北見出身の老田さんは滝川市内の高校を卒業後、フランス料理のシェフを志し、帯広のフランス料理店へ。その後、縁あってスイスへと渡ります。
「僕の師匠あてにスイスから日本料理のシェフをと依頼があったのですが、候補が見つからず、お前が行ってこいと言われて。和食の経験はなく直前に寿司屋や和食店で修行したのですが、スイスに行ってみたらそこは鉄板焼きのお店でした(笑)」
その後はフレンチのお店に移って5年間、本場での経験を積みました。

絶妙な火加減で、地元で採れた新鮮野菜のおいしさを引き出す老田さん。フランスでは定番の、ほっくりしたじゃがいものグラタン・ドフィノワを添えて。〈季節野菜のロティ〉(650円)

デザートにはカリッと美しく焼けた〈カヌレ・ド・ボルドー〉(ランチのセットで160円)を。ボルドー地方の有名店レシピを使用。

帰国後は帯広に戻り、2007年に滝川市内でプティ ラパンをオープン。2015年、現在の場所に移りました。このまちを選んだ理由は、学生時代を過ごした地であることと、都会ではない場所でお店をやりたいという思いから。
「自分にとってのフレンチの定義は、おいしいものをもっとおいしくするということ。滝川はおいしい食材もたくさん手に入りますね」

本日のお魚のランチは、フレッシュでおいしいグリーンサラダと、コクがありながらもさっぱりとした山芋のスープ、自家製パンがセットとなっている。

今力を入れているのは、空知ワインとのコラボレーション。スイスにいた頃、その土地でつくられたワインを飲んだとき、香り、力強さ、フレッシュさ、すべてこれまで飲んだワインと違うという体験をした老田さんは、空知のワインにも同様の魅力を感じたそうです。

左から〈KONDOヴィンヤード〉タプ・コプ レンベルノ2014、〈鶴沼ワイナリー〉2013鶴沼Blanc、〈10Rワイナリー〉藤澤農園2013、〈中澤ヴィンヤード〉KURISAWA BLANC。鶴沼Blancのみフルボトルで提供するが、ほかは数に限りがあるため、本日のグラスワインとして登場。

そこから〈鶴沼ワイナリー〉をはじめさまざまなワイナリーやヴィンヤードに出会い、今は生産者と直接つながって入荷しています。希少な空知ワインはできるだけ多くの方に飲んでもらいたいという思いから、グラスワインで提供をしています。
「同じ空知にいる同士ということで、特別なつながりをいただいています。生産者さんとお話しすると、みなさん真面目に想いを込めてつくられているのが伝わってきて、パワーをもらえますね。僕も頑張らなきゃって思います」

2016年で5年目を迎える毎月のワイン会では、札幌からソムリエを招いての食事会と、しっかり空知ワインを学ぶ会を行っています。いずれは、岩見沢で開催されているイベント〈ワインピクニック〉を滝川でも開催したいと考えているそう。

滝川の地にしっかりと足をつけて独自のフレンチを編み出している老田さん。

プティラパンの店名は、帯広で同僚のフランス人にその愛称で呼ばれていたことと「僕が卯年生まれだから」と老田さんは笑って教えてくれました。フランスでは自分の子どもたちのことをそう呼ぶので、自分にとってお店をそんな大切な存在にしていこうという思いも込められています。

穏やかな雰囲気のなかに伝わってくる静かな情熱。惜しまず手間をかけてつくられる美しい料理とともに、空知の土地が醸したワインをいただいてみませんか。

Information

プティ ラパン

住所 北海道滝川市大町1丁目6-1

TEL 0125-23-1477

営業時間 11:30〜14:30(14:00 L.O)、17:30〜21:30(21:00 L.O)

定休日 月曜・日曜夜

駐車場 あり

Web http://petitlapin0125.jimdo.com/

おすすめの立ち寄りスポット ①

鮨 おくの

市内寿司屋二代目でもある若き店主いわく“蝦夷前”の鮨屋。旬の魚介を中心に、素材の味を際立たせる絶妙なひと手間をかけた逸品を堪能できる隠れ家のようなお店。秘蔵の日本酒や厳選された空知の白ワインも花を添えて。店のしつらえから器、そして出される一品ごとの細部に宿る技と美しさ。店主との談笑も楽しみつつ心ほどけるひとときを。

住所 北海道滝川市栄町3-4-5

TEL 0125-24-1818

営業時間 18:00~24:00

定休日 日曜

駐車場 なし

おすすめの立ち寄りスポット ②

ホテルスエヒロ

レトロさを色濃く残した情緒漂うシティホテル。2014年改装の本館客室は落ち着いたカラーリングと清潔感ある空間が心地よいリラックスを誘います。レストランでドリンクを注文し吹き抜けが気持ちいいロビーで過ごすのもおすすめ。素泊まりはもちろん、滝川が発祥の地、松尾ジンギスカン本店との連携宿泊プランなども。

住所 北海道滝川市明神町2-2-16

TEL 0125-22-1311

Web http://hotel-suehiro.com/

photo:yayoi arimoto text:akiko yamamoto

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