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SPOT 02

十勝グリーン・ツーリズム 畑や牧場をめぐる旅
from 帯広空港

丹誠込めて育てた
無農薬のラズベリーをほおばる
〈ときいろファーム〉

from 北海道帯広市

SHORT TRIP Guides - 北海道の小さな旅ガイド edited by コロカル
SHORT TRIP Guides - 北海道の小さな旅ガイド edited by コロカル

北欧で出合った野生の
ラズベリーのおいしさに感動して

広市中心部から車で40分、周囲を山々に囲まれた山あいに、ラズベリーやハスカップを育てるベリー農園〈ときいろファーム〉はあります。

ときいろファームを経営するのは、鴇崎伊吹さん、姿名子さんご夫婦。学生時代に出会い東京の旅行会社にそれぞれ勤め、結婚後に退職して、夫婦で世界各地の放浪の旅にでかけました。自転車とテントをかついで中国へ船で渡り、モンゴル、ロシア、フィンランドからヨーロッパ15か国をまわる8か月の旅。

旅のなかでも北欧で出合ったベリーのおいしさが印象に残ったそうです。

「フィンランドを旅していたときは野生のベリーがたくさん自生していました。夜暗い中テントを張って寝て、朝起きたらテントの周りにラズベリーがたわわに実っていたんです。それを摘んでジャムをつくって食べたりしていました。すごくおいしくて」

自転車の旅から日本に帰り、夫婦で企業保養所の運営会社に働き、宿泊業を経験。ペンションを開業したいと2004年、家族で北海道へ移住しました。農産物卸売販売会社に勤めながら土地を探しましたが、宿の開業はなかなか難しかったそうです。宿の開業を目指して起業家向けの勉強会などに参加するうちに、縁あって後継者を探していたベリー園を引き継ぐことに。研修を積み重ねて、2010年にときいろファームを開きました。

山々に囲まれた広大な敷地にときいろファームはあります。

ビニールハウスの中に生い茂るラズベリーの木々。枝をかき分けて摘みとります。

「北欧では、湿気が少なく栽培に適した気候ということもあり、市場でラズベリーがたくさん売られていました。日本の市場ではラズベリーはあまり売っていないよねって、妻と話をしていました」

気候が北欧に似ている北海道・十勝地方はラズベリーの栽培に適している土地でした。とはいえ、農薬や化学肥料を使わず、無農薬でのベリー栽培は、とても手間のかかる仕事です。ヨーロッパを旅するなかで食べた野生のベリーのおいしさを伝えたい、そんな想いから、ときいろファームでは、旬の時期にハスカップやラズベリーの摘みとり体験ができます。

赤く色づいた食べごろのラズベリーを探して摘みとり。低い場所にも実っているので、小さな子どもも自分で摘みとることができます。

天候や時期にもよりますが、ハスカップの摘み取りは6月中旬〜7月中旬、ラズベリーの摘み取りは7月下旬〜8月中旬頃に体験でき、いずれも事前に予約が必要です。ラズベリーの時期にはブルーベリーも実っているので、どちらも食べることができます。

入場して最初の30分は食べ放題。畑のイラストが描かれた「畑の案内図」を頼りに、畑の中を歩いて食べ頃のラズベリーを探します。

「今日は1番のハウスと5番のハウスが食べ頃ですよ」

案内されたビニールハウスの中には、生い茂るラズベリーの木。枝をかき分けながら、赤く色づいた実を探し出します。実は柔らかくポロっととれます。無農薬なので、洗わずにそのまま食べられます。ほんのり酸味があり甘みとおいしさがぎゅっとつまった味で何個でも食べられそう。

摘み取り体験は、入場して最初の30分は食べ放題。自分で摘み取ったラズベリーを100g200円で持ち帰りもできます。

ときいろファームでは、さまざまな品種のラズベリーを育てています。酸味の少ない〈スキーナー〉、ねっとりとした食感の〈マーリングデュライト〉、500円玉ぐらいの大粒の〈ワイダーレッド〉、フルーティーで香りもいい〈ヌートカ〉、洋なしのような味で黄色い実の〈イエローラズベリー〉など。これらのラズベリーを季節や旬によって摘むことができます。違った品種のラズベリーを食べ比べてみると、それぞれの個性ある味に驚きます。

6月中旬〜7月中旬頃に実るハスカップは、北海道ならではの果実。生の状態で流通するのが難しいため、ジャムやお菓子などに加工されることが多く、なかなか生で食べられる機会はありません。酸味が強くほんのりと甘みがある独特の味のハスカップもシーズン中にぜひ試してみては。

夫婦二人三脚でベリー農園を営む鴇崎さん。畑の仕事のかたわら、イベントなどにも積極的に出店してベリーのおいしさを伝えています。

「自転車で北欧を旅したときに出会ったおばあさんが、秋にベリーを摘んで、ジャムや加工品にして1年間保存するという話を教えてくれたんです」

北欧で出会ったラズベリーとともにある暮らし。収穫時期の短いラズベリーですが、鴇崎さんご夫婦もラズベリーを加工してさまざまな商品をつくっています。

ジャムやジュースはもちろん、ラズベリーシードを使った石鹸やオイル、ラズベリーリーフを使ったお茶など、葉や種も使った加工品も開発しています。ラズベリーの体験シーズンは短いのですが、〈とかちむら〉など帯広市内の物産店などでときいろファームのラズベリーを使ったさまざまな加工品と出合うことができます。また、十勝の菓子店やケーキ店で、ときいろファームのフレッシュなベリー類が使われています。

本州でなかなか味わえないラズベリーのおいしさを、ぜひ味わってみてください。

ラズベリーの旬の時期には、ブルーベリーも食べられます。粒が大きくて驚くほどの甘さ。

Information

ときいろファーム「摘みとり体験」

住所 北海道帯広市岩内町第1基線

TEL 080-1898-6995

開催期間 ハスカップ6月中旬〜7月中旬、ラズベリー7月下旬〜8月中旬 ※要予約

営業時間 8:00〜15:00

体験料 大人(中学生以上)1300円、小学生700円、幼児無料(30分間ラズベリー、ブルーベリーの食べ放題付き) お持ち帰り200円/100gあたり(入場料を払われた方)

※2016年度の料金です。年によって変更の可能性があります。

駐車場 あり

Web http://www.mytokachi.jp/tokiiroberry/

おすすめの立ち寄りスポット ①

とかちむら

ばんえい競馬が開催される帯広競馬場内にあり、産直市場やレストランが並ぶ〈とかちむら〉。産直市場には、十勝を中心とした新鮮な野菜はもちろん、農家さん手づくりのジャムやチーズ、ヨーグルト、漬物など様々な加工品が並んでいます。十勝産小麦や醤油、味噌、調味料、豆など種類豊富で、地元の人も訪れます。おみやげを購入したり十勝のおいしい物を食べるのにおすすめです。

住所 北海道帯広市西13条南8-1(帯広競馬場内)

TEL 0155-34-7307

営業時間 産直市場/夏期(4月29日〜10月31日)10:00〜19:00、冬期(11月1日〜4月28日)10:00〜17:00 ※ほか各店舗により異なる

定休日 産直市場/年中無休 ※ほか各店舗により異なる

駐車場 あり

Web http://tokachimura.jp/

おすすめの立ち寄りスポット ②

かっこう料理店

かっこうが鳴く森の中に佇む小さな料理店。その季節に一番おいしい旬の野菜をふんだんに使った料理は、どれもホッとするおいしさ。メニューは〈やさいごはん〉と〈とかちごはん〉の2種類。どちらも、先付けから始まり、かっこうサラダ、野菜いろいろ皿、土鍋ごはんとコース仕立て。窓の外にはミズナラの森と清らかな小川。時間を忘れてゆったりと十勝の恵みを味わえます。予約制なので予めお電話を。

住所 北海道河西郡更別村字勢雄317-8

TEL 0155-52-5180

営業時間 11:00〜15:00(予約制)

定休日 日曜・祝日、ほか不定休あり

Web http://kakkouryouritenn.blog.fc2.com/

(photo:yayoi arimoto)

photo:yumi kagawa text:team YumYum

※2016年8月の台風の影響で一部通行止めとなっている道路があります。滞在先からの交通アクセスなどを一度ご確認のうえ、お出かけください。
国土交通省北海道開発局 北海道地区道路情報

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