facebook
GoodDay北海道 » コロカル『SHORT TRIP Guides』 » 達人案内 01 もっとおもしろい北海道へ きのこ・粘菌写真家 新井文彦さん » 原生林の道できのこ目を光らせて 多彩なブルーの湖、オンネトー

 

SPOT 02

達人案内 きのこ・粘菌写真家 新井文彦さん

原生林の道できのこ目を光らせて
多彩なブルーの湖、オンネトー

from 北海道足寄郡足寄町

SHORT TRIP Guides - 北海道の小さな旅ガイド edited by コロカル
SHORT TRIP Guides - 北海道の小さな旅ガイド edited by コロカル

色を変える湖水はまるで青い宝石

のさめるようなエメラルドグリーン、コバルトブルー、霧につつまれた白みがかった青。アイヌ語で「年老いた沼」「大きな沼」を意味するといわれるオンネトーは〈五色沼〉の別名をもち、季節や天候、角度によって見るたびに色の変わる神秘的な湖で、北海道三大秘湖のひとつに数えられています。

雌阿寒岳7合目から見る全景。鮮やかなブルーが森のなかに浮かび上がるよう。

阿寒湖の南西、車で約20分。雌阿寒岳の西麓にある登山口〈雌阿寒温泉〉の先に位置する周囲3キロほどの湖で、湖畔には駐車場が設置されています。湖底から染み出す硫黄の影響で湖水が酸性のため魚類は棲めず、エゾサンショウウオとザリガニが棲息。

「美しい湖水の背後に雌阿寒岳と阿寒富士が並ぶ、美しい風景を見るだけでも十分に満足できると思いますが、ぜひ、周囲を取り囲む、アカエゾマツやトドマツを中心にした広大な森に足を踏み入れてみてください」ときのこ・粘菌写真家の新井文彦さん。

繊細な立ち姿の〈シロコナカブリ〉。傘の直径は5ミリほどと小さく、きのこ目を最大限に発揮して見つけたいきのこ。

湖のまわりには、原生林に包まれた約3キロの遊歩道があります。いろいろな角度から眺める澄んだ湖面はもちろん、見どころは森の中の足元にも。

「オンネトーを周回する遊歩道は、可憐な高山植物や、きのこや粘菌やコケやシダなど、いわゆる「隠花植物」の宝庫。今まで知らなかった自然の一面を垣間見ることができるはず」

ピンク色がインパクト大な粘菌〈オオクダホコリ〉。きのこや粘菌のこうした派手な色彩の理由はまだ解明されていないそう。

毒きのこである〈クサハツ〉と手前にある白い花は〈アリドオシラン〉。

この遊歩道の先にある展望台からはオンネトーを見下ろし雌阿寒岳、阿寒富士を眺められるほか、湖から徒歩1.5キロ先にある天然記念物の〈オンネトー湯の滝〉は世界に唯一、微生物が酸化し、でマンガンが生成している最大の場所として、日本の地質百選にも選ばれているめずらしい場所。溶岩でできた崖を流れ落ちる湯の滝には無数のコケが鮮やかな風景をつくりだしています。 遊歩道とともに、汚れてもいい靴で訪れるのがおすすめ。

Information

オンネトー

住所 北海道足寄郡足寄町茂足寄 オンネトー

TEL 0156-25-6131(あしょろ観光協会)

駐車場 あり

Profile

新井 文彦(あらい ふみひこ)

きのこ・粘菌写真家。ライター業、コピーライター業も営む。夏から秋にかけては、北海道・道東地方をメインフィールドにアウトドア系ガイド業にもいそしむ。阿寒周辺の森と、日高山脈をこよなく愛する。『ほぼ日刊イトイ新聞』にて毎週菌(金)曜日、「きのこの話」を連載中。2016年10月に新たなきのこの本を上梓予定。著書に『粘菌生活のススメ』(誠文堂新光社)、『きのこのき きになるきのこのきほんのほん』(文一総合出版)など。http://ukigumoclub.com/

photo:fumihiko arai text:akiko yamamoto

※北海道の森にはヒグマが多く生息しています。森に入るときは、必ずクマ鈴を身につけていきましょう。

SHORT TRIP Guides
北海道の小さな旅ガイド
トップ →

達人案内 01
きのこ・粘菌写真家
新井文彦さん トップ →

TRIP with EXPERT GUIDE

新井さんのおすすめスポット

PAGETOP
Copyright 2015
公益社団法人 北海道観光振興機構