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冬季にしか見られない!日高の山に浮かび上がる「ヒダカ」の文字

日高町には、町の名が刻まれた山があるらしい。しかも冬にしか文字が現れず、見られるのも冬だけらしい…。そんな噂を聞きつけやってきたのは日高町。門別側ではなく日勝峠麓の日高です。いったいどのように刻まれているのか、その文字を探しに行ってきました。

山に刻まれた文字は「ヒ」「ダ」「カ」

文字が浮かび上がる山が見られる場所として教えられたのは、日高にある道の駅「樹海ロード日高」。駐車場に車を止めて周囲を見渡してみると……、市街の向こう、東の山に、明らかに人工的な文字のようなものがうっすらと見えました。三つの文字が山の斜面にあり、左から順に、「ヒ」「ダ」「カ」と読めます。

道の駅から見る「ヒダカ」の文字

 

道の駅に隣接している「日高山脈博物館」最上階(4F)には展望台があります。日高町で最も高くに上がれる建物の一つです。ここに上がればもっときれいに、はっきりと見えるのでは? と入館して最上階に上がってみると、予想通り、日高市街を眼下に、「ヒダカ」と刻まれた山の全貌を眺めることができました。

日高山脈博物館

日高山脈博物館展望台から見る「ヒダカ」


街から近い山の斜面にこんな文字があったとは! しかし、なぜ山の斜面に「ヒダカ」の文字が刻まれることになったのでしょうか? 日高町役場日高総合支所の方に話を伺いました。

林業の町をPRする目的で植樹

正式には銀嶺山(ぎんれいざん、標高722.8メートル)と呼ぶこの山に「ヒダカ」の文字が刻まれたのは、平成元年のことでした。当時、日高町には六軒もの製材工場などがあったことから、「林業の町」として日高をPRしようと、町の事業で山に文字を刻むことになりました。


市街に面する銀嶺山の斜面に、一辺50メートルほどの巨大な文字を浮かび上がらせるため、林業の町らしく、植樹で事業を行っていきました。既に生育していた広葉樹の下に約六万本の針葉樹を、地元の中学生とともに植樹していったのです。

沙流川から見る「ヒダカ」

 

当初の計画では、通年で「ヒダカ」の文字が視認できる計画でしたが、思わぬ誤算がありました。それは、広葉樹が傘になって、植樹した針葉樹が順調に育たなかったこと。25年以上が経過した今でも、植樹した木は高さ3~5メートルと成長が遅く、広葉樹が落葉する12月から翌年4月中旬くらいまでの冬季にしか見られなくなってしまったようです。

とはいえ、冬季でも毎日見られるわけではありません。吹雪など天候が悪ければもちろん見られませんし、天候が良くても前日に大雪が積もっていれば、はっきりと文字を見分けることは難しいといいます。そのため、冬季に行っても見られるのは五分五分で、見られるかどうかは運次第、ということです。


冬に日高町を通る際は、山の斜面にも目を留めていただき、「ヒダカ」の文字を探してみてはいかがでしょうか?

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