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札幌の街中に化石が!? 札幌の地下街でアンモナイトの化石を探せ!

札幌中心部に化石がたくさん眠っているのをご存知でしょうか。商業ビル、デパート、地下街、地下鉄駅に至るまで、ありとあらゆるところで確認されており、しかも誰でも見つけることができるのです。今回はその中でも札幌の地下街にスポットを当て、古代の生物が生きた証を見つけてみましょう。

▼まずは大理石を探してみよう

普段何気なく歩いている札幌の地下街や地下歩道ですが、時間をとって壁や柱をじっくり見てみると、明らかに貝殻のようなものを見つけることがあります。

 

このように殻が形を残したまま石になった岩石は「石灰岩」で、さらにマグマの熱などの影響を受けて結晶を作った場合は「大理石」になります。大理石は美しいものの風雨に弱いため、ビルや地下街の内装に使われます。そこでまずは大理石を探すことが、化石を見つける第一歩となります。

 

大理石の中には、古生代や中生代に生きた海の生物の化石が含まれることがあります。アンモナイト、オウムガイ、腕足類、ウニ、二枚貝や巻貝、サンゴ、石灰藻に至るまで、その種類は様々です。その中でも特に発見しやすいのが、10cm前後の巻いた殻を持つアンモナイトやオウムガイの化石です。では、大理石の中に埋まっているアンモナイトやオウムガイの化石がどこにあるのか探してみましょう。

▼大通駅・さっぽろ地下街で見つける古代生物の化石

地下鉄南北線大通駅からすすきの駅にかけて広がる「さっぽろ地下街」は1971年に開業しました。『さっぽろ地下街20年誌』(札幌都市開発公社)は、1990年代初頭に市内中学生らがさっぽろ地下街を探検し、幾つもの化石を発見したと記録しています。大通駅3番出口近くの柱にアンモナイト、その近くの改札口の柱にアンモナイトや二枚貝、さらには地下街のテナントの床からも化石が見つかったと報告しています。

 

じっくり目を凝らさなければ見つけるのが難しいエリアですが、オーロラタウンの札幌市役所出口付近の柱にははっきりと生物のものと思われる化石が確認できます。しかしそれ以上に見つけやすいのが「チカホ(札幌駅前通地下歩行空間)」です。

▼初心者向け! チカホで見つける古代生物の化石

(チカホ4番出口)

(チカホ4番出口)

2010年に大通ビッセで有名な北洋大通センター、2011年に札幌駅と大通駅を結ぶ地下歩道「チカホ」が開通したことで、化石の観察ポイントがさらに増えました。それも、はっきりと確認できる場所が登場したのです。その一つが北洋大通センター地下のはまなすプラザ。柱からは、アンモナイトの類とはっきりわかる化石が幾つも見つかります。

もう一つは北3条広場や赤れんがテラスへの入口(4番出口)付近の壁です。人通りがない場所であることや、壁の面積が広く化石の数も多いため、初心者でも比較的容易に化石を発見することができます。ざっと数えただけでも、アンモナイトの類の化石を20個近く発見できました。

 

 

ここに挙げたほかにも、日本生命ビル地下の赤い床と壁にアンモナイト類、地下鉄東豊線さっぽろ駅改札口近くの十角柱には5㎝ほどのウニの化石を見つけられます。人通りが多いため探すのは簡単ではありませんが、時間をとってゆっくりと札幌の地下を探索してみてはいかがでしょうか。

(参考:日本生命ビル地下)

 

参考文献:さっぽろビル街の化石めぐり(1998年・北海道新聞社)、さっぽろ地下街20年誌(1993年・札幌都市開発公社)

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