北海道の島は、本島を含め509もあります。人が定住しているのは奥尻島、天売島、焼尻島、礼文島、利尻島。これら5島には、独自の自然環境と文化があります。豊かな海に囲まれているため、魚介類はきわめて美味。特にウニは逸品です。

北海道の最西端に位置する、周囲84kmの島。濃密な自然に満たされ、周囲には「鍋釣岩」「ホヤ岩」などの奇岩が点在。釣りやレジャーにはピッタリの環境です。また有名なウニとアワビの産地で、グルメの島としても注目されています。昭和54年には巨大な勾玉(まがたま)が出土し、奥尻島の歴史は縄文時代にまで溯ることが判明。天保2年建立の宮津弁天宮などもあり、その深い歴史も魅力的です。
北海道の北西部、日本海に浮かぶ国定公園の天売島。周囲12kmの小島に、オロロン鳥をはじめ海鳥が約100万羽も生息。まさに、海鳥たちの楽園です。断崖が連なる西海岸に海鳥コロニー(集団営巣地)があり、天然記念物に指定されています。
天売島と並んで浮かぶ、周囲12kmの焼尻島。国定公園となっており、島の3分の1が深い森です。枝が傘のように広がった巨木がある「オンコの荘」。また野鳥が遊ぶ美しい渓谷「ウグイス谷」など、変化に富んだ自然の宝庫です。
日本最北端の島で、国立公園に指定されている礼文島。ここは高山植物が海抜ゼロメートルから咲く、「海上の北方植物園」。5~8月は、可憐な花たちの競演が見事です。島を代表する景観といえば、桃の形をした高さ250mの奇岩「桃岩」。そして、標高490mながら頂上からの眺望が素晴らしい「礼文岳」など。味覚では、なんといってもウニ。5~9月が旬です。
稚内市の南西に位置する、利尻島。日本最北の国立公園です。海底噴火で生まれた「利尻富士」は、日本名山百選の秀峰。3号目から湧き出るのは、日本名水百選に選ばれた「甘露泉水」。高山植物や湿性植物の生息地としても有名です。島は「姫沼」や「南浜湿原」、また「オタトマリ沼」といった、水系の自然にも恵まれています。美味しいものなら、名物のウニと昆布。ヒラメやソイも絶品です。