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GoodDay北海道 » コロカル『SHORT TRIP Guides』 » 十勝グリーン・ツーリズム 畑や牧場をめぐる旅 » 放牧牛のミルクが濃厚。おいしいチーズづくり〈共働学舎 新得農場〉

 

SPOT 03

十勝グリーン・ツーリズム 畑や牧場をめぐる旅
from 帯広空港

放牧牛のミルクが濃厚。
おいしいチーズづくり
〈共働学舎 新得農場〉

from 北海道上川郡新得町

SHORT TRIP Guides - 北海道の小さな旅ガイド edited by コロカル
SHORT TRIP Guides - 北海道の小さな旅ガイド edited by コロカル

共同生活を営みながら、
チーズとともにゆっくりと生きる

称「牛乳山」と呼ばれる山の麓、
100余頭以上の牛が自然のなかで放牧され、その牛のミルクを使って日々チーズづくりをする農場〈共働学舎新得農場〉があります。

“共働学舎”とは、「競争社会ではなく協力社会を」という想いから、心や身体に悩みを抱えている人たちが共同生活を送りながらものづくりをする場所として、1974年、宮嶋眞一郎さんのもと長野県小谷村で始まった取り組み。現在は全国5か所にあり、ここ新得農場は、宮嶋さんの長男である望さんが1978年、かつて町営の放牧場だった場所に農場を開いたのがきっかけでした。ゆっくりと時間をかけてチーズをつくろう、自由な気風でゆっくり生きる人たちにとって「チーズづくりは生活に合っている」との想いから、1984年にブラウンスイス牛を手に入れてチーズづくりのための農場としてスタートしました。

「牛乳を運んでいはいけない」。フランスのチーズの第一人者ジャン・ユベール氏の大切な教えを守り、牛舎、搾乳室、チーズ工房へ生乳を流す仕組みは、自然の傾斜を生かして、生乳を傷めないよう工夫されています。木造でできた牛舎には炭を埋め、微生物を混ぜることで悪臭が出ないようになっているそうです。

農場で暮らす人たちが手入れをした美しい庭もあり、季節の花が咲く。

敷地内にはカフェ〈ミンタル〉(右)、体験スペース〈カリンパニ〉(左)のほかにチーズ工房、牛舎、畑、共同生活を営む母屋や宿舎があり、衛生管理のため作業スペースの場所以外は散策できます。

長期熟成したハード系、白カビ系、クリームチーズ、フレッシュチーズなど、農場ではさまざまなチーズをつくっています。季節限定のチーズもあり、中でも1月中旬から5月下旬の間販売されるチーズ〈さくら〉は、桜の香りが漂うなめらかな味わい。国際的なチーズの品評会〈山のチーズオリンピック〉では、本場ヨーロッパのチーズをおさえて金賞を受賞しました。2007年に開催された洞爺湖サミットの晩餐会にも登場し、各国の首脳が絶賛したそう。

カフェ〈ミンタル〉併設の売店では、いろいろな種類のチーズを購入することも可能。

農場直営のカフェ〈ミンタル〉では、ラクレットや自家製ピザ、ソフトクリームなどチーズやミルクを使ったメニューが味わえます。

共働学舎のラクレットチーズは、3か月熟成された濃厚で豊かな風味。自家製酵母パンや農場産じゃがいもに、たっぷりとかけていただきます。数種類のチーズを使った自家製ピザもおすすめ。農場野菜のピザ(950円)は、農場でとれた旬の野菜をのせています。

料理に使われる農場の野菜は、バイオダイナミック農法といわれる農薬や化学肥料を使わず自然の摂理に合わせた農法でつくられたもの。手間暇かけて健やかな野菜を育てています。

ラクレットオーブン(680円)。8月上旬ごろからは農場でとれた新じゃがと一緒に味わえます。ほっくりとしたやさしいじゃがいもの甘みと、チーズの濃厚なおいしさ。

農場野菜のピザ(手前950円)には旬の野菜がたっぷり。この日はズッキーニ、ミニトマト、ナス、インゲンに自家製のベーコンとバジルソースがのっていました。

ここを訪れたらぜひ味わいたいのは、ソフトクリーム。
牛乳山ソフトクリーム(320円)は、ブラウンスイス牛の牛乳を生かしたオリジナル。農場産のホエイジャムが隠し味です。

体験スペース〈カリンパニ〉ではチーズづくりの体験ができます。

手づくりチーズ体験は2種類。
フレッシュチーズをつくる体験と、モッツァレラチーズをつくる体験です。フレッシュチーズづくりは、フロマージュ・フレというチーズをつくります。実際に工房でチーズをつくっているチーズ職人が、チーズのつくり方を教えてくれます。

その日の朝に搾って、低温殺菌されたミルクに、レンネット(凝乳酵素)を入れます。しばらく待つと、鍋の中の牛乳が固まっていきます。まるで豆腐のようにぷるぷるに固まった牛乳。固まったばかりの牛乳をナイフでカットして味見をします。

次に、お玉ですくいあげフェセルという水切りのついた小さな容器に入れていきます。全部を型に入れたら、水分を抜きます。

お玉を使って固まったチーズを型に入れます。

チーズの水分が抜けるまでの間、スタッフの方がチーズ工房を案内してくれます。工房の2階、窓ガラスから1階でのチーズづくりの様子を見学できます。見学が終わって戻ってくるとお楽しみの試食タイム。農場でとれた旬の野菜と一緒に盛りつけて、サラダにしていただきます。

できたてのフレッシュチーズと農場の野菜を自由に盛りつけてサラダのできあがり。農場手づくりのバジルソースやジャム、わさび、醤油、生クリーム、オリーブオイルなどいろんな味を試してみましょう。

できたてのチーズはミルクのおいしさがつまっていて、くせもなくあっさりとしたおいしさ。フランス風に生クリームと砂糖をかけたり、日本ならではのわさび醤油も合います。農場で手づくりされたバジルソースやジャムなどと一緒に食べることで、また違ったおいしさを味わうことができます。

できたてのチーズのおいしさは、ここでしか食べられたない味。時間をかけてゆったりと訪ねたい場所です。

人とともに、牛、馬、羊などたくさんの動物が心地よく暮らしています。

Information

共働学舎新得農場

住所 北海道上川郡新得町字新得9-1

TEL 0156-69-5600

ミンタル

営業時間 10:00〜17:00(喫茶16:00LO)

定休日 喫茶/火曜 売店/夏季無休、12〜3月は日曜

カリンパニ「手づくりチーズ体験」

開催期間 5〜11月(GW、お盆の週は除く)毎週土曜・水曜

※前週水曜日までに要予約

※最少催行人数はフレッシュチーズ2名〜、モッツァレラチーズ5名〜

体験料

【フレッシュチーズコース 11:00〜12:30 または 13:30〜15:00】大人(中学生以上)2000円、小学生1500円、

【モッツァレラチーズコース 11:00〜13:30 または 13:30〜16:00】大人3500円、小学生3000円

(いずれも試食時間含む)

※ほかにバターづくり体験もあります。(要予約)

駐車場 あり

Web http://www.kyodogakusha.org/

おすすめの立ち寄りスポット ①

十勝千年の森

イギリスのガーデンデザイナー、ダン・ピアソン氏が設計した〈アース・ガーデン〉、〈メドウ・ガーデン〉が英国のガーデンデザインコンテストで大賞を受賞するなど、美しいガーデンに癒される場所。東京ドーム85個分という広大な敷地をセグウェイに乗ってまわるセグウェイツアーも好評。大自然を感じながらゆっくりと丘や草原を散策できます。

住所 北海道清水町羽帯南10線

TEL 0156-63-3000

開館期間 4月下旬〜11月上旬

開館時間 9:30~17:00(7・8月は9:00~、9月以降~16:00)

入場料 大人1000円、小・中学生500円、幼児無料

※セグウェイツアー8800円(16歳〜69歳まで)

定休日 期間中無休

Web http://www.tmf.jp/

おすすめの立ち寄りスポット ②

新得そばの館

新得町といえばそばの名産地。自社の農園で栽培された良質な玄そばを使用したそばが味わえます。石臼製粉機で挽いたそばを職人が打った打ちたてのそばは、そば粉90パーセントつなぎ10パーセントの風味豊かな“一休そば”。そばを使ったソフトクリームも隠れた人気です。前日までの予約でそば打ち体験もできます。手打ちそば体験は1人分のみ試食して、残り4人分の持ち帰りも可能。

住所 北海道上川郡新得町基線102番地

TEL 0156-64-5888

営業時間 4~10月 11:00~19:00、11~3月 11:00~17:00

定休日 無休

Web http://shintokusoba.com/

photo:yumi kagawa text:team YumYum

※2016年8月の台風の影響で一部通行止めとなっている道路があります。滞在先からの交通アクセスなどを一度ご確認のうえ、お出かけください。
国土交通省北海道開発局 北海道地区道路情報

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