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SPOT 01

道東ネイチャートリップ 大自然で過ごす旅
from 女満別空港

森のなかに佇む温泉宿
雲海ツアーや星空ツアーも。
〈ランプの宿 森つべつ〉

from 北海道網走郡津別町

SHORT TRIP Guides - 北海道の小さな旅ガイド edited by コロカル
SHORT TRIP Guides - 北海道の小さな旅ガイド edited by コロカル

静寂と木々のぬくもりに癒される、贅沢なひととき。

別町中心部から、道道屈斜路津別線を車でひたすら進むこと約20分。ジャガイモやタマネギ畑がある農業地帯を超え、静かな森の中にある唯一の宿が、奥屈斜路温泉の〈ランプの宿 森つべつ〉です。

名前のとおり、館内には多くの照明が配置され、ロビーはオレンジ色の灯りに包まれています。津別はまちの面積の86パーセントを森林が占める林業のまち。その木材を生かしたさまざまなデザインのランプシェードのほか、ヤマブドウを食べるヒグマをモチーフにしたオブジェ、大きな薪ストーブがある空間は、どこかほっとするような、心も身体も開放できるような、そんなぬくもりに満ちています。

ロビーの大きな窓から見える木々と清流。四季折々で違った色合いを見せてくれます。

大きな窓越しには木々と清流。新緑の春、緑が濃くなる夏、紅葉が鮮やかな秋、雪に覆われた冬と、四季の変化を楽しめます。10月下旬〜11月上旬には、薄く降り積もった白い雪、カエデの紅葉や黄葉、トドマツの緑とカラフルな風景を楽しめることも。この庭にはエゾシカやキタキツネ、エゾシマリスなど、森の住人たちが顔を出すこともあるそうです。冬にはイタチ科の小動物・エゾクロテンがやってきたり、切り株の上で野鳥がアクロバットショーを楽しませてくれたりすることも。

エゾシカ。(photo:ノンノの森ネイチャーセンター)

エゾシマリス。(photo:ノンノの森ネイチャーセンター)

エゾタヌキ。(photo:ノンノの森ネイチャーセンター)

癒しはロビーだけではありません。自慢の温泉もそのひとつ。2015年から支配人を務める久保田記安さんは「ここのお湯は古い角質がとれる美肌の湯。明日の朝は肌の調子がいいはずですよ」とニッコリ。pH9.5のアルカリ性単純泉で、とろみのある透き通った湯が、体をポカポカ温めます。

〈お食事処くりん草〉でいただく食事も津別ならでは。宿のある上里地区でとれた新鮮野菜はもちろん、北見のプレミアムポーク、オホーツク海産の魚介類など、地場産食材には事欠きません。旬の季節にあわせ、1品1品丁寧に調理されたメニューがお腹を満たします。

しっかりと豆の味を生かした「津別産金時豆と地元まるや食品の蒟蒻の煮物」(左)や、「羅臼産蛸のサラダ仕立て」(中)など素材のおいしさが光る夕食メニュー。

2階建ての館内は清流館と森林館に分かれており、客室は和室、洋室、和洋室の3種類。森の中の独自水源から汲んだ〈つべつの美味しい水〉が冷蔵庫に常備されているのもうれしいサービスです。

宿からの送迎がある早朝の津別峠雲海ツアー、星空を楽しむ宇宙ツアーも、ここでしか味わえないネイチャー体験です。津別峠頂上まで宿から車で約15分。雲海ツアーでは、日本で2番目の大きさのカルデラ湖、屈斜路湖を覆う幻想的な雲海のほか、標高960メートルの展望台から斜里岳や知床連山、雌阿寒岳、雄阿寒岳など、360度の大パノラマをぐるりと見渡すことができます。

津別峠の地形の特徴は、水の分かれ目(分水嶺)、気候の分かれ目であること。山に降った雨は頂上を境に、オホーツク海と太平洋に向けて流れる水に分かれます。それに伴い、頂上の南側と北側では気候がまったく違うことも興味深いところです。

湖の上に現れる雲海は神秘的な美しさ。(photo:ノンノの森ネイチャーセンター)

周囲に明かりや遮るものが何もないので、津別峠から眺める星空も格別です。星空ツアーを宇宙ツアーと呼ぶのは、まるで宇宙ステーションにいるように、自分の目の高さ360度に星が見えるため。満点の星に包まれる感覚は、ほかの場所ではなかなか味わえないものではないでしょうか。

(photo:ノンノの森ネイチャーセンター)

ランプの宿 森つべつは、1993年に町が開設した温泉宿泊施設を改装し、2010年にリニューアルオープンし、現在は日帰り温泉施設としても町民に愛されています。当初は冬のスキー客が宿泊客の多くを占めていましたが、2007年のスキー場閉鎖後、豊かな自然資源を生かしたツアーが観光メニューに加わりました。地元では当たり前でも、旅人には宝物のような身近な自然の魅力が広まり、宿を拠点にツアーに参加するお客さんが増えています。

オホーツク海側の雄武町出身という久保田支配人。雲海ツアーや宇宙ツアーで送迎の運転手を務めることも。

久保田支配人は言います。「津別は北海道民にもあまり知られていない場所。来る前は、この地に何があるかよく知りませんでした。でも今は豊かな森、津別峠の雲海や星空、おいしい食材、何でもあるところだなあと思っています」

周囲を散策したり、ロビーで読書したり、川のせせらぎに耳を澄ませたり、楽しみ方は十人十色。見渡す限り人工的な建物はなく、目に映るのは森や川の自然景観のみ。こんな環境だからこそ楽しめる贅沢な時間をランプの宿 森つべつで過ごしてみませんか。

Information

ランプの宿 森つべつ

住所 北海道網走郡津別町上里738番地

TEL 0152-76-3333

料金 大人1名9600円(森林館和室4名1室利用の場合)〜

【津別峠 雲海ツアー・宇宙ツアー】

料金 宿泊者 大人2500円、小学生1500円、幼児300円

※雲海ツアーのみ宿泊者以外も参加可能。大人3000円、小学生1800円、幼児700円

※往復の送迎付き、完全予約制 詳しくは宿のHPからご確認ください。

Web http://mtbt.biz/

おすすめの立ち寄りスポット ①

シゲチャンランド

シゲチャンこと、イラストレーターの大西重成さんが、2001年に故郷の津別町で開設した私設美術館。自然に囲まれた広大な牧場跡地に、一見不思議な赤く塗られた古いサイロや倉庫が並び、その内外に、流木や動物の骨など自然素材を使った数々のオブジェが展示されています。それらの作品は、まるでひとつひとつに命が宿っているかのよう。シゲチャンがつくり出す、驚きと楽しさと美しさに満ちたアート空間にぜひ足を運んでみて。

住所 北海道津別町相生256

開館時間 10:00〜17:00

休館日 水曜・木曜・金曜(祝日の場合は開館)

入場料 小学生以上700円

開館期間 5月1日〜10月31日(2016年は10月18日まで)

Web http://www9.plala.or.jp/wl-garden/shigechanland/

おすすめの立ち寄りスポット ②

駅舎カフェ くるみの森

〈道の駅あいおい〉のすぐそば、相生鉄道公園に保存されている旧北見相生駅を利用した駅舎カフェ。大阪から移住した長谷川さんご夫婦が、2016年7月にオープンしました。オーガニック豆をメインとした自家焙煎コーヒーや、地場産小麦を使ったドーナツ、ブラウニーなど手づくり焼き菓子を楽しめるほか、テイクアウトには8個入りのひと口スコーン「ベッツー」が人気。時刻表など当時の面影を残すレトロな駅舎で、ドライブ中のひと休みにもぴったりです。

住所 北海道津別町相生83-1

営業時間 10:00〜17:00

定休日 毎週火曜・第1水曜

Web facebook

photo:yayoi arimoto text:chie takekawa

※2016年8月の台風の影響で一部通行止めとなっている道路があります。滞在先からの交通アクセスなどを一度ご確認のうえ、お出かけください。
国土交通省北海道開発局 北海道地区道路情報

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