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廃線まであとわずか!終着駅 増毛をめぐる
廃線が決まり12月4日が最終運行となる留萌本線の留萌~増毛間…。終着駅の増毛駅には、廃線を惜しむ鉄道ファンはもとより多くの人たちが連日訪れています。 日本最北の酒蔵やおいしい海の幸、はたまた映画の撮影地としても使われたレトロな街並みなど魅力いっぱい。 ぜひ電車に乗って行きたい増毛の魅力、ちょこっとだけ紹介します。
終着駅、増毛
増毛と聞いて頭髪を想像する方も少なくないかと思いますが、「カモメが多いところ」という意味のアイヌ語に由来していると言われています。それもそのはず、増毛は日本海に面する海のまち。甘エビの産地として有名なほか、タコ、カレイなども絶品です。
かつてニシン漁の千石場所として栄えた増毛は石造りや木造の豪勢な建物が多く建てられました。
JR増毛駅付近は現在もその面影を残し、高倉健さん主演の映画「駅 STATION」の舞台にも。
趣のある街並み、新鮮な海鮮そして美味しいお酒…。
ちょっとだけノスタルジックな気分に浸りつつ、駅周辺のまち歩きを楽しむのがおすすめです。
揚げたてを召し上がれ!鈴木かまぼこ店
なんといっても増毛町は港町!増毛に来て美味しい海鮮丼に舌鼓を打つのは外せません。
でも、ここでご紹介するのは鈴木かまぼこ店のかまぼこ。えびやタコ、ほたてなど、増毛特産の海鮮をつかったかまぼこは、注文してから揚げてもらうのでアツアツです。
アツアツのかまぼこをほおばりながら、趣深い街並みを散策してみませんか?
日本最北の酒蔵、國稀酒造
散策の途中にぜひ立ち寄っておきたいのが、日本最北の酒蔵、「國稀酒造」。
明治15年の創業以来134年もの間、増毛で日本酒を醸造している人気の酒蔵。
特に酒の仕込みを始める11月〜3月の冬場が、酒蔵見学のおすすめのシーズンです!
蔵の内部を見学ができるようになっているので、ぜひ、酒蔵見学を楽しんでみては。
利き酒コーナーでは、さっぱりとした辛口が定番の国稀シリーズや売店で取り扱うすべてのお酒を試飲することができるので、飲み比べて自分の好みのお酒を見つけることができますよ。
ここ増毛でしか買えない地域限定酒も販売しているので、ぜひチェックしてみて。
また、かつて製品貯蔵庫として使われていた資料室には、酒造りに使用していた道具や酒器、古いラベルなどを展示されており、壁一面には、古いラベルを貼った一升瓶がずらり!
そして、今回の廃線を受け、売店には終着駅増毛のラベルの日本酒と記念のマスがセットになった商品も!鉄道ファンも日本酒ファンも必見ですね。
お土産にはアイスクリームを
増毛町は海のまち、と冒頭でお伝えしましたが、実は果物も有名。今回の廃線を受けて、留萌駅~増毛駅区間にある8駅をモチーフにしたストロベリーのアイスクリームと洋ナシのシャーベットを販売(12月5日までの期間限定販売)しています。廃止となる留萌駅~増毛駅区間の、海沿いの夕日をイメージしたパッケージはとても美しく、お土産にぴったりです。
増毛果実株式会社
最後に
増毛駅周辺のスポットをいくつか紹介してきましたが、いかがでしたか?古き良き街並みに、美味しいごはん、そして美味しいお酒。廃線が本当に惜しまれます。
最終運行日は12月の4日。今しかできない旅、存分に楽しんでくださいね!
このスポットに行ってみたい!
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