写真好きのための道南函館ガイド【函館空港編】

北海道南部に位置する函館は、写真好きにはたまらない美しい街です。函館空港に降り立ったら、カメラ片手に撮影旅を始めましょう。
函館が国際港として開港したのは1859年。以降、西洋文化が持ち込まれ、赤レンガ倉庫や教会などの歴史的建物が今も元町周辺に残ります。これらは景観形成指定建築物として保護され、独特の街並みをつくり出しています。
この街の魅力は、海と山に囲まれたロケーションと、古い西洋風の建物と現代建築が調和する景観です。とくに夕方の19:00〜20:00ごろ、「マジックアワー」に染まる街は格別。どこを切り取っても絵になる風景が広がります。
代表的な撮影スポットとしては、石畳と坂道の先に海が広がる八幡坂と、334mの函館山展望台から望む夜景が人気です。市街の灯りが扇形に広がる光景は「世界三大夜景」のひとつとしても知られ、ロープウェイで気軽にアクセスできます。
歴史とモダンが混ざり合う函館の街は、どこを歩いても「インスタ映え」間違いなし。函館空港からレンタカーで、あなたならではの1枚を探しに出かけてみませんか?
ロケ地になる坂「八幡坂」
函館の八幡坂は、ウォーターフロントの金森赤レンガ倉庫から函館山の麓まで続く石畳の道で、天気の良い日には、函館湾まで一望できます。湾では、青森と函館間の廃止されたフェリーを記念する博物館船「摩周丸」が目を引きます。このエリアは、テレビ番組や映画だけでなく、コマーシャルの撮影にも人気のスポットです。
世界三大夜景「函館山」
函館山は、高さ334mで、市街、湾、周囲の山々を一望するのに最適な場所です。麓からロープウェイを利用すると、頂上の展望台まで約3分で到着します。特に夜景は、右に津軽海峡、左に函館湾の黒さに囲まれた街の明かりが他では見られない光景を作り出します。この独特のコントラストが世界三大夜景に選ばれた理由のひとつです。
函館の街並みを一望「チャチャ登り」
函館のチャチャ登りは、市電十字街停留所から徒歩約10分の石畳の坂道で、頂上からは函館の街並みを一望できます。車の幅ほどの狭い石畳の道ですが、ビザンチン建築の数々が点在し、特に函館ハリストス正教会は緑の屋根が特徴的です。函館聖ヨハネ教会は、十字型に湾曲した4つのアーチが特徴的な、よりモダンな教会です。
地元民のお推め「穴澗海岸」
函館の地元民から「本当に素晴らしい夕日を体験したいなら、穴澗海岸に行かなければなりません」と推奨されています。アクセス方法は、函館バスの9系統または43系統「船見町」まで行き、外国人墓地までの道を約15分歩きます。そこから海に向かって砂利道を下ると、絵のように美しい穴澗海岸に到着します。完璧な日には、海の上でさまざまな形のマゼンタ色に変わる空に驚くでしょう。また、運が良ければ、水中でイルカの群れを見つけることもできるかもしれません。
渡り鳥の休憩場所「白鳥台セバット」
大沼国定公園内にある白鳥台セバットは、アイヌ語で「狭い峠」を意味する名前の通り、大沼、小沼、蓴菜沼の3つの湖の間に位置しています。多くの渡り鳥が休憩場所として利用しており、バードウォッチングの適地として有名です。オオハクチョウも見ることができ、具体的には12月下旬~3月上旬にかけて飛来します。ただし、野鳥には餌を与えないようにご注意ください。
歴史の香り漂う街並み「江差いにしえ街道」
江差町は、北海道への玄関口として栄えた港の一つであり、ヒノキとニシンの交易の中心地として栄えた歴史を反映した保存、再生、修復された建物が数多くある「いにしえ街道」で最も有名です。JR函館駅からは函館バス江差町行きで約100分です。また、江差町会所会館が無料サービスエリアとなっており、お車でお越しの際は、歴史に浸りながら休憩することができます。
- 函館空港
- 八幡坂
- 函館山
- チャチャ登り
- 穴澗海岸
- 白鳥台セバット
- 江差いにしえ街道
※GoogleMapは、表示回数に制限のある無料枠を使用して掲載しております。状況により閲覧できない期間が発生することがありますので予めご了承ください。