地場産業を巡る旅【帯広空港編】

地場産業を巡る旅【帯広空港編】

帯広から女満別空港へ向かう途中には、独自の鉄道が整備されていた歴史が観光資源となった陸別町や、かつてハッカの重要な産地だった北見市など、特徴的な地場産業をもつ町が数多くあります。よく見ると昭和の雰囲気も感じられます。

ラワンブキ鑑賞圃場

2001年に北海道遺産に選定された足寄町の自慢の魅力です。ここで見られるラワンブキは他の場所よりも大きく、平均的な大人の身長よりもはるかに高いです。丈は2~3m、茎の直径は10cmにもなるものもあり、とても立派です。これほど巨大に成長した理由には、この地域の盆地の気候や火山灰の土壌の質など、複数の要因が関係しています。ラワンブキは大きいだけでなく、食べられるんです!茹でて料理に加えたり、漬物にしたり、羊羹にしたりすることもでき、地元では「食べるだけで春が来る」と言われています。

ふるさと銀河線で運転体験

北海道にはかつては多くの鉄道路線がありましたが、車の普及により廃止された路線も少なくありません。陸別町は、廃線を利用して観光価値を再生させた有名な町のひとつです。廃線となったふるさと銀河線(旧国鉄池北線)の1.6kmを利用し、運転体験ができるようにしています。難易度によっては小学生でも指導を受けながら操作できる簡易版もあります。また、毎月第2・第4土日には鉄道ファン垂涎の銀河鉄道999の塗装を施した乗車体験もできます。

仁頃はっか公園

農業を中心とした4haの公園には、自然景勝地10ヶ所、伝統文化スポット1ヶ所、史跡6ヶ所、歴史的施設8ヶ所の計25ヶ所が点在しています。1937年(昭和12年)大工の棟梁、山中金五郎が3年の月日をかけて建設した北見はっか黄金期のはっか商・五十嵐弥一邸のハッカ御殿が移築されています。昭和初期には北見ハッカ生産量が世界シェアの7割を占め、当時のハッカ生産全盛期の様子を今に伝える歴史的建造物です。毎年7月下旬~8月中旬にかけて、紫色のエゾミソハギの花が咲き誇ります。

ところ流氷窯

北見市常呂町は多くの焼き物が出土する遺跡の町として有名で、「陶器の町」として知られています。1983年に市民6,000人の手形をモニュメントとして残そうと窯を購入し焼成したのが始まりで、その後「ところ流氷焼」と呼ばれる焼き物の製造・研究に専念するようになりました。1984年に現在の「常呂町手工芸の館」が建設され、「流氷窯」と名付けられました。ところ流氷焼は、流氷をテーマに、山から掘った土や地元の特産品であるホタテなどを釉薬にして焼き上げ、ぬくもりの中にオホーツク海を象徴する流氷の厳しさを表現した焼き物です。土に含まれる鉄分を活かし、土の素朴さを残した褐色を呈します。店内ではこだわりの窯焼き商品をセレクトできるほか、その場で陶芸体験もでき、手づくりの温もりを感じることができます。

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