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釧路湿原は自然の魅力たっぷり!展望台巡りやカヌーツアーなど見どころをご紹介

釧路湿原は自然の魅力たっぷり!展望台巡りやカヌーツアーなど見どころをご紹介

北海道釧路市の人気観光スポットである釧路湿原。今回はそんな釧路湿原の絶景スポットや、生息している動植物、自然と触れ合えるアクティビティなどをご紹介します。ベストシーズンやアクセス方法も合わせて解説するので、ぜひ北海道を観光する際のコース決めに役立ててくださいね。

釧路湿原はどんな場所?

北海道東部に位置し、28,788haの面積を誇る釧路湿原は、日本最大と言われるほど広大な湿原。そのうち7,863haは、ラムサール条約に登録されており、湿地の生態系保護を目的として、さまざまなルールが定められています。

手つかずの自然や動植物、他では見られない雄大な景色を間近に感じられる道東の人気観光スポットです。

釧路湿原で見られる主な動植物


種類数
動植物の例
植物約700種タライカヤナギ、フタマタイチゲ、クロユリ、ヒンジモ、エゾハリスゲ、ヤチラン、サワラン、カキツバタ
動物約1300種(哺乳類39種、鳥類約200種、爬虫類5種、両生類4種、魚類38種、昆虫類約1,100種)キタキツネ、エゾシカ、シマリス、オジロワシ、タンチョウ、オオワシ、シマフクロウ、クマゲラ、キタサンショウオ、イトウ、エゾカオジロトンボ


釧路湿原には多くの貴重な動植物が生息しています。絶滅危惧Ⅱ種に指定された国の特別天然記念物タンチョウをはじめ、オジロワシやキタサンショウウオ、イトウ、エゾカオジロトンボなど絶滅危機に近い希少な動物を確認できる点が特徴。

また湿原の約80%にはヨシやスゲが広がり、日本の原風景を思い出させる美しい光景が広がります。

釧路湿原の楽しみ方

釧路湿原を最大限満喫するための楽しみ方をご紹介します。ご紹介する内容を参考に、北海道の大自然をぜひ肌で味わってくださいね。


展望台に行く

展望台
見どころ
釧路市湿原展望台1周約2.5kmの遊歩道があり、ショップとレストランを併設。3F展望室と屋上からは、湿原と釧路の街の大パノラマも見えます。
釧路市湿原展望台釧路川の蛇行、雄阿寒岳と雌阿寒岳を眺望できます。オレンジに染まる美しい夕日スポットはSNS映えすること間違いなし!
サルボ展望台湿原最大の湖「塘路湖」やポン沼、マクントーなどを見渡すことができます。塘路湖とエオルト沼の間、釧網本線を走るノロッコ号の撮影にもぴったり。
サルルン展望台サルボ展望台から約800mの場所にある展望台。途中アイヌ民族が儀式を行った「チャシ跡」を見ることができます。サルルン沼や釧網本線を望める穴場スポット。
コッタロ湿原展望台タンチョウの最大の生息地を見渡せる展望台。タイミングによってはアオサギなどの野鳥に出会えることも。氷河期からの生き残り「イイジマルリボシヤンマ」の出現ポイントとしても有名。
北斗展望地釧路市湿原展望台から北へ約500mの場所にある展望地。別名「サテライト展望台」とも呼ばれています。パーキングエリア内にあり、朝日を眺める絶景のロケーションです。


釧路湿原には、広大な湿原を観察するための6つの展望台があります。見られる景色が異なる他、観察できる動物や植物にもそれぞれの特色が。同じ展望台でも季節や時間によって見える景色は変化するので、何度訪れてもまた違った発見を得られるはずです。湿原の広大さを体感するためには欠かせないスポットでしょう。


遊歩道で動植物を観察する

遊歩道
見どころ
釧路市湿原展望台の遊歩道あおさぎ広場や丹頂広場など、休憩ポイントが充実。サテライト展望台へは約1kmの木道が続き、車椅子やベビーカーも利用できます。ファミリー層におすすめの遊歩道です。
温根内木道温根内ビジターセンターを起点とした木道で、1周約2km。散策しながら、ミズゴケ湿原や季節の花々を楽しむことができます。
シラルトロ湖の遊歩道湖沿いの遊歩道。オオハクチョウやカワアイサ、ヒシクイ、オオワシを観察できます。さまざまな種類の蝶と出会える「蝶の森遊歩道」へと繋がります。
細岡展望台の遊歩道細岡展望台に隣接する細岡ビジターズのラウンジ横から続く遊歩道。野鳥の声を聴きながら、30分ほど林の中を散歩できます。
達古武夢ヶ丘歩道丘陵地にある約2.3kmの遊歩道。ヤチボウズやミズバショウなどの植物を観察できます。道中にはわき水が現れることも。頂上からは釧路川に沿って走る列車を望めます。
塘路湖畔歩道・フィトンチッドの森歩道アカゲラやシジュウカラなどの鳥が多く見られるバードウォッチングにぴったりの遊歩道。道中にはアイヌ民族の遺跡が展示されているなど、アイヌ文化にも触れられるでしょう。


湿原内にある6つの遊歩道では、間近で大自然に触れられます。遊歩道によってはアップダウンが激しい道もあるので、体力に合わせて選ぶとよいでしょう。遊歩道を巡りながら、きっと他では味わえない動植物の息吹を感じられるはずです。


くしろ湿原ノロッコ号に乗る

4月下旬~10月の期間限定で運行する観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」。釧路駅~塘路間を片道50分程で結び、釧路湿原の絶景をパノラマのように楽しめます。春から秋にかけて移り変わる湿原の景色と貴重な自然を満喫できるでしょう。エゾシカやタンチョウなど、野生動物に遭遇したら減速や停止するので、時間に追われているときは注意が必要。ゆっくりした時間の中で、自然を満喫できる観光列車です。

切符は、みどりの窓口とJR北海道が運営する旅行センターツインクルプラザで購入可能。運行日は週末中心で、随時発表されるので、こまめにチェックしましょう。観光シーズンは予約が埋まりやすいので、早めに予約しましょう。

ルート
運賃(大人)
運賃(子ども)
釧路~塘路640円320円
釧路~細岡540円270円
釧路~釧路湿原440円220円
釧路~東釧路200円100円

*展望車はすべて指定席料金が必要です


カヌーツアーに参加する

よりアクティブに湿原を体験したい人におすすめなのが釧路川のカヌーツアー。長さ154キロにも及ぶ釧路川はなだらかで途中にダムなどもないので、上流から下流までカヌーを満喫することができます。手つかずの自然の中で、野鳥や野生動物を間近に体感できるでしょう。四季折々の自然の色、水辺の生き物たちの息遣いを五感で味わうカヌーの小さな旅。湿原が一番近く感じられるここでしか出会えない奇跡の瞬間が待っています。

ツアーは通年開催しており、春から夏にかけては、新緑の中で爽やかな風を感じられます。秋は紅葉、冬は樹氷やダイヤモンドダストが見られることも。

料金(大人:2人以上)
料金(大人:1人)
料金(小学生)
6,000~8,000円9,000~12,000円3,000~5,000円

*別途保険料あり*幼児対応あり

釧路湿原の観光ベストシーズン

いつ訪れても素晴らしい風景ですが、植物の成長や美しい景色を眺めるなら6~7月がおすすめ。青々とした緑の広がりや野鳥観察、日常を忘れさせる心穏やかな休日を過ごせます。動物たちを観察したいなら春、鮮やかな紅葉を楽しむなら10月上旬~中旬がよいでしょう。防寒対策は必須ですが、幻想的な雪景色やタンチョウを観察するなら1~3月がベストです。どの季節であっても、その時のベストな景色を堪能できます。

釧路湿原への行き方

アクセス方法
アクセスルート
所要時間
飛行機羽田空港→釧路空港約95分
JR釧路駅→釧路湿原駅(釧路本線)約20分
バス釧路駅→湿原展望台(阿寒バス)約40分
車・タクシー釧路空港→釧路湿原展望台約20分

日本最大の湿原で豊かな大自然に触れよう!

東京ドーム約6,000個分とも言われる釧路湿原の観光情報についてご紹介してきました。展望台や遊歩道からの観察はもちろん、ノロッコ号やカヌーツアーは子どもから大人まで楽しめること間違いなし。新しい北海道の表情を発見できるでしょう。約700種の植物と約1,300種の動物が生息する釧路湿原で、ぜひ広大な大自然を感じてください。

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