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ここは大自然の宝庫!釧路湿原をアウトドアガイドとカヌーでゆく。

日本最大と言われる広大な釧路湿原は、ここにしかない自然と野生生物を間近に感じることのできる希少な場所。釧路川は、そんな手つかずの自然と季節の移ろいや吹く風を五感でじっくり味わうことができる特別な川です。今回は、幼いころから釧路湿原を知り尽くした達人、北海道知事認定アウトドアガイドの斉藤さんに、カヌーの魅力や知られざる釧路川の絶景ポイントなどをお聞きしました。

※見学の際は、観光マナーや撮影ルールを守ってお楽しみください。 ※新型コロナウイルス感染症の影響により、営業日・営業時間等に変更がある場合がございます。公式ホームページなどで最新情報をご確認ください。

お話をしてくれたのは、この方!
釧路川の達人こと、プロガイドの斉藤松雄(さいとう・まつお)さん

<プロフィール>

1962年 釧路湿原生まれ。地元で就職するも、素晴らしい景色を眺めるだけではない貴重な自然体験を伝えたい、と脱サラして(株)釧路マーシュ&リバーを設立。釧路湿原国立公園をフィールドにガイドツアーを行う。

北海道知事認定マスターガイド(自然・カヌー)

野生動物との出会いも大きな魅力!いつ訪れても「今が一番魅力的」な特別な場所

釧路川とその支流を抱く日本最大の湿原・釧路湿原は、特別天然記念物のタンチョウをはじめ、水鳥や野生動物など約2000種以上の動植物を育む貴重な生息地です。これほど自然を満喫できるスポットは日本中探してもなかなかなく、ダムなどが一切ない釧路川は、上流から下流まで季節を問わずにカヌーが楽しめる稀有な川。風や水の音、野生動物の存在など、自然をそのまま身近に感じられるのもカヌーの魅力。広大な釧路湿原を心ゆくまでのんびり、じっくりとカヌーを使って味わいましょう。

 

「釧路湿原を蛇行して流れる釧路川。何がすごいかって川の流れる音がしない。ひろ~い湿原の中、思いっきり深呼吸がしたくなる、ここは特別な場所だと思う。」と、斉藤さんは言います。

特異な景観を持ち、多くの動植物を育む湿原は、5~7月上旬の初夏は野鳥の声をBGMに、10月には羽を休めた渡り鳥たちを眺めながら、そして冬には静寂と自然との一体感を味わう、そんな季節ごとの広大な自然と様々な野生生物と出会える特別な場所。

 

よくお客様に「おススメの季節は?時間帯は?」と質問を受けるそう。

「答えは『全部!』釧路湿原にはその季節、その時間にしか見られない表情があるから。何度訪れてもそのときどきで違う湿原と出会えるはずですよ。」まさに、釧路川を知り尽くしているからこその答えです。

芽吹きと野生生物の息吹を感じる初夏~夏

ゆったりした速度で進む釧路川は周囲に背の高い木々も少ないため、湿原を流れる風や光、植物や野生生物を身近に感じながらのツアー。カヌーに身を任せゆっくりとくだります。

 

初夏。柳が芽吹く5月初旬。沿岸にはエゾヤマザクラが咲き、木々が競い合うように芽吹き、大地の深呼吸も感じながらの時間。

「釧路川は大きな岩や石がないから、本当に静かなんです。」

 

斉藤さんのパドルを漕ぐ音や、倒木が水にあたる音がはっきり聞こえます。時折夏鳥たちの囀りや羽音が彩りを添えている感じも、この川の静寂がなせる景色ですね。

「夏鳥は日々種類が増えていきますよ。」

国の天然記念物であるタンチョウやオジロワシが当たり前にそこにいるのも、釧路川ならでは。エゾシカなどの野生生物が「侵入者」である私たちを見つめる姿と出会うのも大きな魅力です。そんなサプライズな出会いも釧路川のカヌーの醍醐味。

 

「ここでの主役は野生生物たち。私たちはそこにお邪魔しているんです。」斉藤さんが釧路川の自然をいかに愛しているかが伝わる言葉です。

本格的な夏になると葦が昨年の枯れ葦より背丈が伸び、ようやく湿原全体がグリーンになります。川沿いも葦のグリーンの壁に覆われ、夏真っ盛り。カヌーで釧路川へ出ると、湿原を渡る風がとても気持ちよく吹き抜けます。夏は海にたまっている霧から吹く風が多いので、南風でもひんやり冷たく、自然の涼を感じながらカヌーを進めていきます。

 

8月下旬になると葦に穂が付き、もう秋の気配。

霧は海霧から蒸発霧へと変わり、水辺だけを覆います。早朝には、朝日に照らされ幻想的に輝くオレンジ色の靄(もや)の中、カヌーを滑らせます。

耳で感じる釧路川の「秋音」

湿原の紅葉は10月中旬。

 

「全体的に黄色が多いのですが所々に散りばめられた赤色がアクセントとなりそれもまたいいかも。湿原の秋の音色は普通とは少し違います。」と斉藤さんは言います。

「夕暮れ時に聞こえるオスジカのラッティングコール(繁殖期の鳴き声)や上空をV字編隊で飛ぶオオヒシクイやハクチョウの声。これらを耳にすると、湿原の秋が深まってきたな~と感じます。」

 

10月は渡り鳥たちの羽休めの景色に出会うことも。季節の移り変わりと野生生物の営みを感じながら静かにカヌーを滑らせていきます。

日の入りが早くなる秋だからこそのダイナミックな夕日は湿原全体がオレンジ色に染まり、感動に誰もが言葉を失う情景。

晩秋の湿原はアースカラーの大人の湿原。

 

「ジョージウィンストンのオータム・あこがれ/愛(昔の某車メーカーCM)は、晩秋の湿原のイメージにぴったりの曲だ!と言っていたお客様がいましたよ。」斉藤さんのお話は尽きません。

自然との一体感を感じるウィンターカヌー

「地元の人は必要な時以外はあまり外に出ないことが多いので勿体ないと思う。」と斉藤さん。

 

輝く霧氷、野生生物達との出会い。流れる〝はすの葉氷〟を間近に見ながら、カヌーをゆっくりと進めて行きます。

 

湧水が入り込む釧路川は結氷しにくい川のため、安全対策を万全に整えれば冬でもカヌーができ、夏とは違うアクティビティとして楽しむことができます。

 

「天気の良い日の早朝は、凛とした空気の中でのカヌーを楽しむことが出来ます。そんな日は湿原と川と進んでいくカヌーが一体に感じる時がありますね。自然が私たちを迎え入れてくれているというか・・・」

「長い冬を越すとその分春が待ち遠しい。でも冬も名残惜しい。」そんな一年を過ごし、湿原に住む動物、鳥たちの営み、植物の移り変わりを感じながら毎日違う景色を楽しんでいます。

 

「なので・・今、この時、この季節が全部いい!笑」

釧路川を語る斉藤さんは広大な風景そのままに、たくさんの魅力を伝えてくれます。忙しい日常から少し離れて、穏やかに流れる釧路川でリフレッシュする。この夏はそんな旅もいいのでは。

 

(株)釧路マーシュ&リバー

☎0154-23-7116

http://www.946river.com

 

 

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