十勝エリアで外せない人気観光スポット

期間限定紅葉の穴場
福原山荘は、帯広市の北西に位置する鹿追町にあり、美しい紅葉で有名です。昼夜の気温差が大きいほど紅葉の色が鮮やかになると言われており、温度差の大きい十勝地方には多くの紅葉の名所があります。
福原山荘は約8万5000平方mの広さを持つ私有地ですが、毎年9月中旬から10月中旬の1ヶ月間、期間限定で無料開放され、訪れる人々が紅葉を楽しむことができます。山荘内には1,000本以上のカエデが植えられており、秋になると一斉に赤く染まり、その美しさは圧巻です。地面に落ちた紅葉も赤い絨毯のように美しいです。また、庭園内には「彫刻の池」があり、紅葉が水面に映る景色はこの時期ならではの美しさです。
・紅葉の見頃:毎年10月上旬頃(気候によって異なります)
・開放期間:毎年9月中旬-10月中旬、9:00-16:00
・アクセス:十勝帯広空港から車で約80分、帯広駅から車で約60分
・住所:河東郡鹿追町北瓜幕
十勝牧場の白樺並木を眺める
十勝牧場は帯広市の隣にある音更町に位置し、食用牛、乳牛、馬などの家畜の研究、改良、繁殖を行う公営牧場です。牧場の入口には約1.3kmにわたる白樺並木道があり、十勝を代表する景観の一つです。
夏には新緑が美しく、秋の夕暮れや冬の雪景色も見逃せない美しさです。白樺並木を進むと十勝牧場展望台に到達し、広大な牧草地や十勝連峰の美しい景色を眺めることができます。
・アクセス:JR帯広駅バスターミナル4番乗り場から北海道拓殖バスで約40分、「白樺並木前」下車
※白樺並木道周辺には暴風雪を避ける場所がないため、厳冬期以外の訪問をおすすめします。
キュートでロマンチックな駅
幸福駅は、帯広市幸福町に位置し、かつては北海道の旧国鉄広尾線の駅の一つでした。近くには愛国駅があり、「愛の国から幸福へ」というキャッチフレーズが生まれました。このフレーズは、二つの駅の近さから生まれ、日本中で知られるようになりました。1987年2月に広尾線が廃止された後も、このエリアは恋人たちの聖地として人気を集め続けています。
幸福駅の旧待合室に入ると、壁や天井にびっしりと貼られたピンクの切符に驚かされます。訪れた人々が幸福を願って書いた切符が貼られており、これらの切符は「愛の国から幸福へ」というキャッチフレーズが印刷され、日付が刻まれているため、訪問の記念品としても最適です。
ホームには、かつて実際に使用されていた2両の車両が停車しており、1両は展示用、もう1両は内部に入って写真を撮ることができます。帯広を訪れる際には、ぜひ幸福駅に立ち寄って願いを込めてみてください。
・アクセス:帯広駅バスターミナル11番乗り場から十勝バス「広尾」行きに乗車、約50分で「幸福」バス停下車、徒歩5分
十勝っ子のソウルフード
豚丼は、十勝地方の帯広市が発祥の料理で、大きな丼に盛られたご飯の上に、甘辛いタレを絡めた厚切りの豚肉が乗っています。JR帯広駅周辺には多くの豚丼専門店がありますが、その中でも「豚丼のぶたはげ帯広本店」は1934年創業の老舗「帯広はげ天」の姉妹店として知られています。
「ぶたはげ」の豚丼の美味しさの秘訣は、代々受け継がれてきた秘伝のタレにあります。さらに、豚肉は十勝産のかみこみ豚のロースを使用しており、霜降りのような柔らかくジューシーな肉質が特徴です。850℃の高温で焼き上げることで余分な脂肪を落とし、香ばしくジューシーな豚肉とタレが絶妙にマッチします。この美味しさは一度食べたら忘れられず、地元の人々だけでなく観光客も再訪するほどです。
・住所:JR帯広駅ESTA帯広西館
・営業時間:9:00-19:40
・定休日:毎月第3水曜日
日本最大の公営農場
ナイタイ高原牧場は、十勝地方の上士幌町に位置し、総面積約1,700haを誇る日本最大の牧場です。「ナイタイ」は、北海道の先住民族であるアイヌの言葉で「深い谷」を意味します。牧場内には約2,000頭の牛が自由に放牧されており、のんびりと草を食べています。2019年夏にオープンした「ナイタイテラス」は、牧場の最高地点に位置し、美しいパノラマビューを楽しむことができます。ここでは、地元の食材を使った食事を楽しみながら、広大な草原で草を食む牛たちの姿を眺めることができます。カフェの展望台からは十勝平野全体を見渡すことができ、晴れた日には阿寒山脈まで見渡すことができます。十勝地方を訪れる際には、ぜひ立ち寄りたいスポットです!
・住所:河東郡上士幌町上音更128-5
・ナイタイ高原牧場:7:00-18:00(6月-9月は7:00-19:00)
・ナイタイテラス:9:00-17:00














