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自然やその土地の雰囲気を最大限に感じるには、サイクリングが最適です。旭川には川沿いのサイクリングコースがいくつかあります。そのうちの一つ、旭川中心部から片道約20kmの旭川サイクリングロード（通称：神居古潭コース）。石狩川沿いを走り、旧伊納駅に立ち寄り、旧神居古潭駅がゴールです。車の運転や電車に乗ることでは味わえない雰囲気があります。人里離れた場所で立ち止まって自然の中に飛び込むのも新鮮です。

高砂酒造は、1800年代に福島県の商人によって創業されました。1900年代には「国士無双」というブランドを立ち上げ、自然を生かした酒造りの「雪氷室(冬のかまくらの中でお酒をしぼる手法)」を活用し、徐々にその存在感を広げていきました。残念なことに、2000年代初頭に財政危機に見舞われ、民事再生法の適用となりましたが、再び安定した後、国士無双は全国品評会で金賞を受賞し、さらに日本酒をベースにした梅酒を造り始めて大ヒットしました。人気の日本酒をはじめ、チーズケーキなどの酒粕製品も数多く生み出しています。

パプヤの里冨野果樹園は、増毛町に開園して60年余り。りんごやさくらんぼの産地としては日本最北の地ですが、気候は比較的温暖です。減農薬で育てられた果物は、世代を超えて親しまれています。果物狩りはもちろん、広い果樹園で、焼肉パーティなどいかがでしょうか。時間制限はありませんので、ごゆっくりおくつろぎください。

増毛フルーツワイナリーでは、リンゴのシードルや洋ナシのスパークリングワインを生産しています。暑寒別岳から湧き出るミネラルウォーターと水はけの良い土地、そして一日の寒暖差が糖度の高い果実を生み出します。リンゴは皮付きのまま醸造し、炭酸ガス、香料、着色料、砂糖は一切加えていません。自然な製法は時間がかかりますが、それがおいしさの秘密。ブレンドによって味わいが異なるので、その都度個性的な味わいが楽しめます。

高倉健主演の映画「駅」の舞台となった増毛町。都会とは違うノスタルジックな雰囲気と、興味深い歴史。増毛の文化を知れば、ただの目覚めがドラマチックな旅になるでしょう。増毛とはアイヌ語で「カモメの多いところ」という意味で、そんな港町には、魅力的なスポットがたくさんあります。レンタサイクルで、ローカルな景色を楽しむことができます。増毛はエビの漁獲量が多いことで知られ、エビラーメンは人気のご当地グルメです。増毛灯台では増毛港のパノラマを見ることができます。このほかにも歴史的なお店や施設がたくさんあります。増毛のお気に入りを見つけてください。