福山城(松前城)
海を臨む日本最北の日本式城郭
松前藩初代藩主が築いた日本最北の城郭で、国指定重要文化財の本丸御門と復興天守が歴史を伝えます。
津軽海峡を望む高台に立つ福山城は、初代松前藩主・松前慶廣が築造した福山館を前身とし、1854年に外国船への備えとして完成した日本最北の日本式城郭です。日本100名城に選ばれたこの城は、かつて国宝に指定された木造天守を持っていましたが、1949年に焼失。その後、町民の願いにより1960年に鉄筋コンクリート製の復興天守が建てられました。国指定重要文化財の本丸御門は当時の姿を今に伝え、重厚な木造の門をくぐると、石垣の上に天守が威厳を持って佇む姿が目に入ります。城内の松前城資料館では、北前船の模型や甲冑、縄張り図などが展示され、松前藩の歴史と海防の役割を学べます。
城の周囲には桜が植えられ、春には約250種の桜が咲き誇る名所となります。白やピンクの花々が天守を包み込む光景は、青い海と空を背景に絵画のような美しさです。復元された天神坂門や搦手二ノ門、三ノ丸に残る7基の砲台跡を巡れば、かつて海を守った城郭の役割が実感できます。潮風を感じながら石段を登り、天守から津軽海峡を見渡すと、北の海を見守り続けてきた城の歴史が心に響きます。
- エリア
- 道南エリア
- 松前・江差・奥尻エリア
- 最寄りの空港
基本情報
- 郵便番号
- 〒049-1511
- 所在地
- 北海道松前郡松前町松城144
- 電話番号
- 0139-42-2216(松前城資料館)
- 営業時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休業日
- 期間中無休(12月10日~4月10日は休館)、冬期間休館
- 料金
- 資料館は入館料あり(関連リンク参照)
- 駐車場
- 30台、無料
- アクセス
- ●バス:JR木古内駅から約90分「松城」下車徒歩約6分
●車:函館江差道木古内ICから約70分
- 関連リンク
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。




































