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オホーツク海と濤沸湖に挟まれた細長い砂丘に広がる原生花園。約200種の花が季節ごとに咲き、夏季限定の原生花園駅から花畑を眺められます。

オホーツク海と濤沸湖に挟まれた細長い砂丘地帯に位置する小清水原生花園は、約200種類もの花々が自生する自然の楽園です。シーズンを通じてさまざまな花が咲き誇りますが、特に例年6月～8月にかけては約40種類の花が一斉に咲き乱れ、黄色やピンク、紫といった色鮮やかな花畑が砂丘全体を彩ります。中でも6月～7月は、エゾスカシユリの鮮やかなオレンジ色、エゾキスゲの明るい黄色、ハマナスの優しいピンク色、クロユリの深い紫色が最も美しく花開く時期として人気です。

園内を散策すると、潮風に乗って海の香りと花々の甘い香りが混じり合い、足元には柔らかい砂地が広がります。風に揺れる花々が立てる微かな音と、遠くから聞こえる波の音が心地よく響きます。園内にはJR釧網本線の原生花園駅が夏季限定で設置されており、列車の窓から一面の花畑と青いオホーツク海を眺める体験は格別です。ビジターセンターでは、花々の開花状況や見どころを確認でき、海と湖と花々が織りなす北海道ならではの絶景を満喫できる場所です。