室蘭やきとり
鉄の街・室蘭で80年以上愛される、豚肉と玉ねぎを特製ダレで味わう名物料理
「焼き鳥なのに豚肉?」――室蘭が誇る独自の食文化として親しまれているのが「室蘭やきとり」です。豚肉、玉ねぎ、甘辛いタレ、そして洋がらしが織りなす絶妙な味わいは、多くの人を魅了しています。
80年以上にわたり親しまれてきた室蘭やきとり。名前に「やきとり」とありながら、主役は鶏肉ではなく豚肉です。1930年代、製鉄業で栄えたこの街の屋台で、鶏肉よりも手に入りやすかった豚肉やモツを焼いて提供したことが始まりとされています。炭火の上で香ばしく焼き上がる串の香りは、長年にわたり働く人々の活力を支えてきました。現在では人口あたりの店舗数が全国有数ともいわれ、室蘭の食文化を象徴する存在となっています。
味の決め手は、店ごとに受け継がれてきた秘伝の甘辛いタレです。豚肩ロースと玉ねぎを交互に刺した串を炭火でじっくり焼き上げ、たっぷりのタレを絡めて提供します。ジューシーな豚肉の旨みと、火を通して甘みを増した玉ねぎの食感が絶妙に調和。さらに洋がらしの爽やかな刺激がタレのコクを引き立て、最後まで飽きのこない味わいを生み出します。
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