キュン旅北海道
2016年冬号



宝来町本店
函館市宝来町9-9
Tel.0138-23-5131
営業時間/9時~18時
休日/水曜日、1月1日
- 箱館(現・函館)にペリーが来た!
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1854年、日米和親条約の締結によって開港地に選ばれた箱館を検分するため、ペリーが来航。国際都市HAKODATEの歴史が始まりました。元町公園下にはペリー提督来航記念碑が。





❶趣のある外観。正面に掲げられた看板は、俳人・河東碧梧桐の揮毫
1860年、「千秋庵総本家」はこの地に創業。道内各地で看板を掲げる千秋庵は、実は函館が発祥です。 和菓子の命は餡。「千秋庵総本家」が作る餡は、上生菓子から饅頭、最中まで、お菓子に合わせて年間100種類以上。看板商品の「どらやき」の餡は、厳選した道南産大納言を3日間かけて炊いたもので、その製法は誕生当時から変わっていません。 和菓子の本流を行く技術は、この春誕生したカステラ饅頭「函館散歩」のように、洋の文化にも生かされています。自分らしく、それでいて新しい風も巧みに取り入れる。その姿勢は、函館という街のすがたと似ています。

4代目が大正期に作り始めた人気商品。熟練の職人が2段階仕込みで調えた生地を手焼きした皮に、餡がたっぷり。店内で、日本茶とともに味わうこともできる。1個194円。5個・10個・15個の箱入りも。

五稜郭、金森倉庫、ハリストス正教会を型焼きした「函館散歩」。5個入り600円。(宝来町本店ほか直営店、函館空港ポルックス、函館山ロープウェイ ほか。)


❷昭和初期に作られた「元祖山親爺」5枚入り324円。過去、図案が変化してきたが、来春には初代の型が復活する。 ❸「元祖山親爺」の技術が生きる焼き菓子「函館フィナンシェ」。軽やかな口どけが特徴。1個145円。❹御引菓子「はさみ菊」作りに欠かせない菊鋏は、4代目が大正初期に東京で考案。 ❺現在暖簾を守るのは6代目。おいしく召し上がっていただくために、丁寧な接客を身上とする。

4代目が大正期に作り始めた人気商品。熟練の職人が2段階仕込みで調えた生地を手焼きした皮に、餡がたっぷり。店内で、日本茶とともに味わうこともできる。1個194円。5個・10個・15個の箱入りも。

五稜郭、金森倉庫、ハリストス 正教会を型焼きした「函館散歩」。5個入り600円。




阿佐利精肉店のコロッケ
1901年創業のお肉屋さんの女将らが、戦前生まれのレシピで夜明け前から手作り。道産男爵、牛や豚の複数部位の肉、玉ネギを合わせ、自家製ラードでからりと。1個ずつ紙袋に包んでくれて、1個75円!
