氷雪の門(樺太島民慰霊碑)
高さ8mの門の向こうにサハリンを望む樺太ゆかりの慰霊碑
稚内公園に立つ、樺太島民を悼むシンボル。彫刻家・本郷新氏が手がけた門と女人像が、深い祈りを伝えます。
海を見下ろす稚内公園の高台に、白く凛とそびえる高さ8mの「望郷の門」。1963年(昭和38年)に建立されたこのモニュメントは、かつて日本の領土であった樺太で亡くなった人々を慰めるために造られました。門の間に立つ女人像は、氷と雪の中で懸命に生きた人々の力強さと悲しみを象徴し、その指先からは故郷への果てしない思慕が伝わってくるようです。
門の向こうには、青く広がる日本海と、気象条件が揃えばはるか水平線にサハリンの島影が浮かび上がります。頬をなでる冷ややかな風を受けながらこの景色を見つめると、かつてこの海を渡り、あるいは対岸で生涯を終えた人々の吐息が聞こえてくるような静かな高揚感に包まれます。毎年8月には平和への祈りを込めた慰霊祭が行われ、訪れる人々に歴史の重みと平和の尊さを、言葉を超えて語りかけ続けています。
- エリア
- 道北エリア
- 稚内・利尻・礼文・留萌エリア
- カテゴリー
- 友人と
- 史跡・城・文化財・建造物
- 歴史・文化・アート
- 旅のスタイル
- 最寄りの空港
基本情報
- 郵便番号
- 〒097-0000
- 所在地
- 北海道稚内市稚内村ヤムワッカナイ(稚内公園内)
- 休業日
- 11月中旬-4月中旬まで閉鎖
- 駐車場
- 40台、無料
- アクセス
- ●車:JR稚内駅から約10分
●車:稚内空港から約30分
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

























