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標高176mの頂から礼文島西海岸を一望。足元の高山植物と海岸の穴あき貝、二つの自然を体感できる岬です。

礼文島を代表する「岬めぐりコース」の中間地点に位置し、屈指のパノラマビューを誇るのがゴロタ岬です。標高176mの頂上へ続くアワビコタン側の遊歩道では、初夏になるとレブンソウなどの可憐な高山植物が風に揺れ、足元を彩ります。坂道を一歩ずつ登るごとに視界が広がり、頂に立った瞬間、眼下には弧を描くゴロタ浜と、その先に続くスコトン岬までを一望する圧倒的な景観が広がります。

岬を越えてテップ側の海岸へ降りれば、風景は一変します。打ち寄せる波の音を聞きながら、波に削られた丸い石が転がる浜辺を歩けば、礼文島の名物ともいえる、自然に穴が開いた貝殻「穴あき貝」を見つける楽しみも待っています。吹き抜ける強烈な潮風と、切り立った断崖のダイナミックな造形は、北の最果てらしい荒々しさを感じさせてくれるでしょう。高台からの開放感と海辺の質感、その両方を一度に味わえるのがこの岬の醍醐味です。