北海道観光公式サイト HOKKAIDO LOVE!

豊頃町の文化財に指定され、町のカントリーサインにも採用された推定樹齢150年の名木。

十勝川の河川敷にそびえ立つハルニレは、2本の木が長い年月をかけて成長し一体化した稀有な姿を持ちます。幹の周囲は約3.6m、高さは約18m、そして枝の幅は23mにも達し、横に大きく広がる枝ぶりは圧倒的な存在感を放ちます。春には若々しい緑の葉が芽吹き、夏には深い緑の木陰が涼やかな風を呼び込み、秋には黄金色に染まり、冬には雪に覆われた白銀の姿へと変化します。ごつごつとした樹皮に触れれば、150年の歳月が刻まれた生命の力強さを感じることができます。

2本の木が寄り添いながら1つになった姿は、永遠の愛を誓う恋人にたとえられ、多くのカップルが訪れる恋愛のパワースポットとして知られています。河川敷に広がる草原の中で、ただ1本堂々と立つその姿は、青空を背景に絵画のような美しさを見せます。周囲には土と草の香りが漂い、葉擦れの音が静かに響く中で、自然の偉大さと2本の木が織りなす物語を感じられます。