天人峡
約3万年前の噴火が生んだ、柱状節理に囲まれた渓谷
大雪山国立公園の南東山麓、忠別岳から流れる忠別川の上流に位置する渓谷。
約3万年前の巨大噴火によって形成された柱状節理が、渓谷の両側に垂直に立ち並びます。天人峡を代表する奇岩「七福岩」は、針のように尖った7つの岩が天に向かって並び立つ壮観な岩壁で、噴火時に軽石や火山灰が高温で溶け合い、凝固して生まれました。ほかにも「あまつ岩」「涙岩」と呼ばれる独特の形状を持つ岩が点在し、太古の火山活動の痕跡を今に伝えています。
渓谷の奥には、日本の滝百選に選ばれた「羽衣の滝」がそびえ立ちます。落差270mから流れ落ちる水は、岩壁を白い布のように覆い、水音が渓谷に響き渡ります。秋にはナナカマドやカエデが鮮やかな赤や黄色に色づき、柱状節理の灰色の岩肌との対比が見事な景観を生み出します。四季折々に表情を変える渓谷は、火山がもたらした大地の芸術として、訪れる人々に感動を届けています。
- エリア
- 旭川・層雲峡・天人峡エリア
- 道北エリア
- 最寄りの空港
基本情報
- 郵便番号
- 〒071-1473
- 所在地
- 北海道上川郡東川町天人峡
- 電話番号
- 0166-82-3761(ひがしがわ観光協会)
- 休業日
- 冬季通行止め
- 駐車場
- 無料
- アクセス
- ●車:旭川空港から約45分
●車:道央自動車道旭川北ICから約70分
- 関連リンク
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。


































