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昭和51年（1976年）、タバコパッケージに採用された美瑛の丘の1本のカシワの木です。

パッチワークの路と呼ばれる美瑛の丘陵地帯の、少し小高い場所にポツンと1本だけ立つカシワの木。昭和51年（1976年）に「セブンスター」の観光タバコのパッケージに採用されたことから、この名で親しまれています。周囲の畑では区画ごとに異なる農作物が栽培され、季節によって緑、黄、茶とカラフルに色づく大地が、まるでパッチワーク模様のように広がります。

初夏から真夏にかけて、土の香りを含んだ爽やかな風が吹き抜ける丘の上で、青空の下に緑の葉を広げた姿は、まさに美瑛を象徴する光景。小麦の穂が風に揺れてサラサラと音を立てる畑の中で、悠然と立つその姿は訪れる人々を魅了します。冬には葉を落とし、ピンと張り詰めた空気の中、真っ白な雪原で凛と佇む姿が、北国の厳しさと美しさを感じさせてくれます。四季折々に表情を変えるこの木は、美瑛らしい風景を楽しむことができる特別なスポットです。