とにかく広〜い北海道は、行き(IN)と帰り(OUT)の空港を変えることで、楽しみ方をさらに多様に広げることができるんです。
北海道内にある空港は12空港(休止中含む)。
各地の空港を活用した、北海道ならではの旅のカタチをご紹介いたします♪
〈この旅で利用する空港〉
IN空港:釧路空港
OUT空港:帯広空港
雄大な自然が広がる道東エリアは、まさに北海道らしさを体感できる場所。雪に包まれた白銀の世界の中で、野生動物が息づく大自然や、歴史が息づく文化、そして心も体も温まる北海道グルメを存分に楽しめます。
そして旅の締めくくりは、帯広のスイーツや十勝のモール温泉でリラックス。寒さの中にぬくもりを感じる――それが冬の道東の魅力です。
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※コース内で紹介しているスポットや体験メニューは変更となる場合がございます。最新情報は公式サイトよりご確認ください。
【IN】たんちょう釧路空港
たんちょう釧路空港は、道東の自然豊かな玄関口。羽田・新千歳・丘珠空港からの直行便でアクセス便利です。空港を出れば、世界的に有名な釧路湿原や神秘的な阿寒湖、摩周湖が広がり、四季折々の絶景が楽しめます。港町・釧路では新鮮な海鮮や炉端焼きなど北海道グルメも満喫。大自然と味覚、そして人の温かさに包まれる旅の始まりを、この空港から体験してみませんか。
釧路湿原国立公園
生命が息づく、静寂と感動の大地へ
釧路湿原国立公園は、日本最大の湿原を中心に、釧路川や支流、そして丘陵地が織りなす雄大な自然が広がる場所です。総面積は約220平方キロメートルに及び、記念物・タンチョウをはじめ、多くの貴重な動植物が息づいています。北海道らしい原始の風景が残るのは、湿原そのものが天然記念物として守られてきたから。さらに1980年には日本初のラムサール条約登録湿地にも指定されました。展望台から望む大湿原のパノラマは、まさに北海道旅行のハイライトです。
- 住所
- 釧路市・釧路郡釧路町・阿寒郡鶴居村・川上郡標茶町
- 電話番号
- 0154-31-1993
細岡展望台
大空と湿原が溶け合う、感動のパノラマビュー
果てしなく広がる釧路湿原の雄大なスケールを一望できる人気スポット。別名「大観望」とも呼ばれ、数ある展望台の中でも最もポピュラーな展望台です。天候に恵まれれば、遠くに雌阿寒岳や雄阿寒岳を望み、夕暮れ時には黄金色に染まる湿原が幻想的な光景を生み出します。駐車場から遊歩道を進み、細岡ビジターズラウンジの前の坂を登ると展望広場へ。さらに奥の遊歩道を進めば、大観望から息をのむような絶景が広がります。
- 住所
- 釧路郡釧路町字達古武22-9
- 電話番号
- 0154-40-4455
サルボ展望台
湖と森が奏でる、静寂のハーモニー
釧路湿原最大の塘路湖をはじめ、サルルントー、ポントー、エオルトー、マクントーの5つの湖沼群を一望できるサルボ展望台。大小の湖が点在する風景は、野鳥たちの憩いの場でもあり、自然の息づかいを間近に感じられます。夏には深い緑と湖面の青が美しく調和し、思わずシャッターを切りたくなる絶景が広がります。展望台には無料の望遠鏡が設置され、近くにはサルルン展望台やコッタロ湿原展望台もあり、湿原の多彩な表情を楽しむことができます。
- 住所
- 標茶町塘路
- 電話番号
- 015-486-7872
釧路市立博物館
タンチョウが舞う街の知の翼
翼を広げたタンチョウをイメージした外観が印象的な「釧路市立博物館」。建築家・毛綱毅曠氏による設計で、道東を代表する総合博物館のひとつです。展示テーマは「釧路の自然・歴史・文化」。1階では湿原に生きる植物や動物を紹介し、迫力あるはく製やハイビジョン映像で自然の営みを体感できます。2階では先史から近代までの釧路の歩みを、4階ではアイヌ文化や季節ごとのタンチョウの姿を再現したジオラマを展示。ユニークな建物と豊かな展示が、釧路の魅力をより深く伝えてくれます。
- 住所
- 釧路市春湖台1-7
- 電話番号
- 0154-41-5809
- 営業時間
- 9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 休業日
- 月曜
※月曜が祝日の場合:4月~11月3日は開館し翌平日が振替休館。上記以外は休館
※11月4日~3月の祝日、年末年始 (12月29日~1月3日)、館内整理日(12月中旬)
幣舞橋
世界が恋する、夕日の名橋
JR釧路駅から伸びるメインストリート・北大通の先に架かる「幣舞橋」は、札幌の豊平橋、旭川の旭橋と並ぶ北海道三大名橋のひとつ。釧路川に初めて橋が架けられたのは1889年で、詩人・石川啄木もこの橋を渡ったといわれています。現在の橋は5代目で、1976年に完成。欄干には四季を表す4体のブロンズ像が立ち、訪れる人を優しく迎えます。太平洋に沈む夕日は「世界三大夕日」とも称されるほどの美しさ。街のレストランでは、夕日をモチーフにした「くしろ夕日ハイボール」も楽しめます。
- 住所
- 釧路市北大通
- 電話番号
- 0154-31-4549
釧路フィッシャーマンズワーフMOO
海と街が出会う、釧路の味と賑わいの拠点
北海道三大名橋のひとつ「幣舞橋(ぬさまいばし)」のたもと、釧路のウォーターフロントに建つショッピングモール「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」。1階には新鮮な海産物や道東の特産品が並び、地元ならではのお土産選びが楽しめます。2階の「港の屋台」では、気軽に釧路グルメを味わえる屋台が軒を連ね、3階の「釧路霧のビール園」では本格生ラムジンギスカンと地ビールが人気。さらに夏季限定で登場する「岸壁炉ばた」では、炭火で焼く魚介と地酒の香りが旅気分を盛り上げます。
- 住所
- 釧路市錦町2丁目4
- 電話番号
- 0154-23-0600
- 営業時間
- ・ショップ 10:00~19:00(5月~10月)、10:00~18:00(11月~4月)、(7・8月9:00~)
・レストラン 11:30~21:00(店舗により異なります)
・港の屋台 11:30~14:00 (一部店舗ランチ営業あり)、17:00~24:00 - 休業日
- 無休(1・11月にメンテナンス休業あり)
【宿泊】釧路
海霧と夕陽に包まれる、癒やしのステイ
釧路の宿泊は、港町ならではの情緒と温かなおもてなしが魅力。市内中心部には観光やビジネスに便利なホテルが並び、JR釧路駅や幣舞橋周辺ならグルメスポットへのアクセスも抜群です。太平洋を望む客室からは、世界三大夕日と称される美しい夕景を眺めることができ、旅の疲れを癒やすひとときを過ごせます。海風に包まれながら、北海道らしいゆったりとした時間をお楽しみください。
釧路和商市場
自分だけの「勝手丼」で、釧路の海の幸を満喫
1954年に開設された釧路で最も歴史ある市場で、函館朝市や札幌二条市場と並ぶ北海道三大市場のひとつ。JR釧路駅から徒歩約5分とアクセスも便利です。鮮魚店、塩干・珍味店、青果店、精肉店など約50店舗が軒を連ね、今も市民の台所として親しまれています。春はトキシラズ、夏はマイカ、秋はサンマ、冬はカニやタラなど、旬の魚介が揃い、自由に好きなネタを選んで楽しめる「勝手丼」が名物です。
- 住所
- 釧路市黒金町13-25
- 電話番号
- 0154-22-3226
- 営業時間
- 8:00~18:00、(1~3月)8:00~17:00
- 休業日
- 日曜日(臨時営業あり)
十勝川温泉
美肌の湯で癒やされる
十勝川温泉は、植物性有機物を多く含む希少な「モール温泉」で知られる温泉地。長い年月をかけて堆積した植物層を通って湧き出す茶褐色の湯は、体の芯まで温まり、保湿効果も抜群。「美肌の湯」として国内外から人気です。温泉街には露天風呂付きの高級旅館や客室数の多い大型ホテルが点在し、贅沢な滞在も気軽な宿泊も楽しめます。さらに、熱気球体験で十勝の雄大な景色を上空から眺めたり、冬の光のイベント「彩凛華」で幻想的な世界に浸ることもでき、温泉とアクティビティの両方を満喫できます。
- 住所
- 河東郡音更町十勝川温泉
- 電話番号
- 0155-32-6633
ばんえい十勝
力と迫力の世界、ここだけの馬の競技
帯広競馬場で行われる「ばんえい競馬」は、世界で唯一のレース。体重1トン前後のばん馬が、最大1トンもの鉄ソリを引き、全長200mのコースを駆け抜けます。2か所の坂を越えながら力・速さ・持久力を競う姿は圧巻で、北海道開拓時代の農耕馬の力比べが現代に受け継がれた歴史的価値も魅力です。競馬場に隣接する「とかちむら」では、新鮮な十勝の野菜や食材をはじめ、豚丼やスイーツなどご当地グルメも満喫できます。馬と味覚、両方で十勝を堪能できるスポットです。
- 住所
- 帯広市西13条南9丁目
- 電話番号
- 0155-34-0825
- 営業時間
- 基本土・日・月曜日レース開催、発走時刻は要問い合わせ
- 休業日
- 内容により異なる、Webサイト要確認、要問い合わせ
六花亭帯広本店
北海道土産の定番、甘くて幸せなひととき
1933年創業、十勝・帯広の地で愛され続ける六花亭帯広本店。看板商品の「マルセイバターサンド」をはじめ、豊富なお菓子が店内に並び、地元の人のおやつや北海道土産として長く親しまれています。店頭限定の「サクサクパイ」や「雪こんチーズ」などのスイーツは、作りたての味わいをその場で楽しめます。2階の喫茶室では、季節感を大切にしたピザやデザートも提供。甘い香りに包まれながら、北海道の味覚と時間をゆったりと堪能できるスポットです。
- 住所
- 帯広市西2条南9-6
- 電話番号
- 0120-12-6666
- 営業時間
- 9:00~18:00
※季節によって変動あり - 休業日
- 1階店舗:なし
2階喫茶室:毎週水曜日
真鍋庭園(北海道ガーデン街道)
世界の樹木と出会う、庭園の宝庫
日本初のコニファー(針葉樹)ガーデンとして知られる真鍋庭園は、北ヨーロッパやカナダなど世界中から集められた数百種の樹木で構成されています。広さは25,000坪に及び、北海道開拓以前からの古木も点在。散策路を歩けば、日本庭園、西洋風庭園、風景式庭園と景色が変化し、運が良ければエゾリスにも出会えます。6~7月にはハマナスやエゾアジサイが咲き誇り、四季折々の彩りを楽しめます。1966年の開園以来、樹木コレクションの豊かさは必見です。
- 住所
- 帯広市稲田町東2-6
- 電話番号
- 0155-48-2120
- 営業時間
- 8:30~17:30(最終入園17:00)※10月・11月は時間短縮あり
- 休業日
- 11月下旬~4月下旬
【宿泊】帯広
十勝平野の恵みと安らぎのひととき
帯広の宿泊は、十勝平野の雄大な景色と地元食材を満喫できるスタイルが魅力です。市内中心部には観光やグルメに便利なホテルが多く、また、郊外には温泉旅館や自然に囲まれたリゾートホテルもあり、十勝の美しい自然を眺めながらゆったり過ごせます。地元の食材を使った朝食や夕食を楽しみながら、北海道ならではの癒やしと安らぎの時間を体験できます。
紫竹ガーデン(北海道ガーデン街道)
花と愛に包まれる、十勝の癒やし空間
十勝平野の田園地帯に広がる紫竹ガーデンは、「一日中花と戯れたい」という女性の想いから生まれた18,000坪の花園です。約2,500種類もの花々が季節ごとに咲き誇り、歩くたびに異なる表情を見せて訪れる人を魅了します。園内にはレストランや園芸ショップも併設され、花とともに食やお土産も楽しめる、見どころ満載のガーデンです。
- 住所
- 帯広市美栄町西4線107
- 電話番号
- 0155-60-2377
- 営業時間
- 4月第3土曜~10月下旬
8:00~17:00 - 休業日
- 期間中は無休
※閉園期間後(12月1日以降)もレストランは営業(冬季レストランは要予約)
※冬季予約は、団体様のみです
幸福駅
「幸福のスタート地点」で、幸せを呼び込む
その名の通り、訪れるだけで幸せな気持ちになれそうな「幸福駅」。1970年代には「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで大ブームを巻き起こしました。現在は公園として整備され、木造の駅舎やプラットホーム、2両のディーゼルカーが当時の趣を残して展示されています。廃線後に設置された「幸福の鐘」は人気の記念撮影スポットで、鳴らすと幸せが舞い込むと噂され、多くの観光客が笑顔で訪れる場所です。
- 住所
- 帯広市幸福町東1線161
- 電話番号
- 0155-22-8600
- 営業時間
- 【売店】(夏期)9:00~17:30、(冬期)9:30~15:00
※営業時間など時期により異なる場合あり)
愛国駅
「愛の国から幸福へ」を感じる、思い出の駅
1970年代、幸福駅とともに「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで大ブームとなった愛国駅。旧国鉄・広尾線の駅舎は改築され、現在は交通記念館として親しまれています。館内には当時の切符やパネル、迫力あるSLが展示され、往年の雰囲気を楽しめます。広場のハート型の噴水や、駅舎前の「幸福行き」切符モニュメントは記念撮影にぴったり。訪れるだけで、幸せを感じられるスポットです。
- 住所
- 帯広市愛国町基線39-40
- 電話番号
- 0155-22-8600
- 営業時間
- 3月~11月(9:00~17:00)
12月~2月(日曜日のみ開館/9:00~17:00) ※SL車は冬期間(12月~3月)は、見学できません。 - 休業日
- 通年見学可能、無休(3~11月)、日曜日のみ開館(12~2月)
【OUT】とかち帯広空港
十勝の旅の余韻を胸に、空へ
帯広空港は、十勝地方の旅を締めくくる便利な空の玄関口。羽田空港への直行便があり、北海道旅行の最後まで快適に移動できます。空港内では、地元の特産品やお土産も手に入り、帰路につく前に十勝の味や思い出をもう一度楽しむことができます。雄大な十勝平野の景色を眺めながら、心温まる旅の余韻を胸に空へ飛び立ちましょう。