函館ラーメン
澄み渡るスープに海の恵みが溶け込む。明治から続く「函館塩ラーメン」の真髄
札幌の味噌、旭川の醤油と並び、北海道三大ラーメンのひとつに数えられる函館塩ラーメン。澄んだスープが特徴の塩ラーメン文化として親しまれ、透明なスープの中に深いコクが息づいています。
丼の底まで見通せるほど澄み切った黄金色のスープ。目の前に運ばれてきた瞬間、ふわりと立ち上がる湯気とともに、鶏ガラや昆布、魚介の旨みが織りなす優しい香りが広がります。一口すすれば、あっさりとした口当たりの中に、丁寧に引き出された奥深い旨みが感じられ、思わず最後の一滴まで飲み干したくなるはずです。
函館市内に約150店舗がひしめくこの味は、1884年の函館の洋食店「養和軒(ようわけん)」が『函館新聞』に掲載した「南京そば」の広告がそのルーツと言われています。スープの旨みをたっぷり吸い込んだ麩(ふ)のじゅわっとした食感と、つるりとした喉越しのストレート細麺は、函館ならではの黄金コンビ。港町・函館の歴史と情熱が凝縮された一杯を、ぜひ味わってみてください。
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