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札幌近郊で楽しめる、圧倒的なダムの迫力と紅葉に代表される四季折々の自然美が魅力の景勝地。

豊平峡ダムは、定山渓温泉から約7km上流に位置する、高さ102.5m、長さ305mのアーチ式ダムです。展望台からはダムとダム湖を一望でき、その雄大な景色は訪れる人を圧倒します。時期によっては観光放流も行われ、轟音とともに流れ落ちる水の迫力を間近で体感できます。

豊平峡一帯は、豊平川の治水を担うダムを中心に、湖と森林が織りなす景観美が広がる札幌有数のレジャースポット。特に紅葉の季節は格別で、「水源の森100選」や「ダム湖100選」にも選ばれています。なお、札幌という地名は、アイヌの人々が豊平川を「乾いた大きな川」を意味する「サッポロ・ペツ」と呼んだことに由来し、現在も札幌市の給水需要の約98％をこの川が支えています。

冷水トンネルからダムサイトまでは一般車の通行が禁止されており、トンネル手前の駐車場からは電気バスに乗り換えて向かいます。豊平峡では1976年から電気自動車を導入し、自然環境に配慮した運行を継続。現在は3代目となる電気バスが活躍しています。自然保護と観光を両立する、豊平峡ならではの取り組みも見どころのひとつです。