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オホーツク海とサロマ湖を分ける細長い砂洲に広がる、北海道遺産認定の日本最大級700haの原生花園です。

「龍宮街道」と呼ばれる長さ約20km、幅200～700mの細長い砂洲には、約700haの海岸草原が広がります。6月から8月にかけて、ハマナスの鮮やかなピンク、エゾスカシユリのオレンジ、センダイハギの黄色など、300種以上の海浜植物が一面に咲き誇り、色とりどりの花々が風に揺れる様子は圧巻です。花の甘い香りが潮風に乗って漂い、オホーツク海の波音が静かに響く中を歩けば、まるで別世界に迷い込んだような感覚に包まれます。片側には青いオホーツク海、もう片側には穏やかなサロマ湖という、2つの水面に挟まれた独特の景観も魅力です。

ワッカネイチャーセンターでは、自転車をレンタルして花園を巡ることができます。自然保護のため車の乗り入れは禁止されており、レンタサイクルでゆっくりと砂洲を走りながら、季節ごとに変わる花々の表情を楽しめます。頬を撫でる心地よい風を感じながら、日本最大級の原生花園を自分のペースで巡る体験は、北海道の大自然を全身で感じさせてくれます。