北海道の最北端、宗谷岬と利尻・礼文|最果ての旅

所要時間
2泊3日
主な交通手段
車、フェリー

稚内・利尻島・礼文島エリアは、日本最北の地ならではの壮大で美しい自然が魅力です。宗谷丘陵は最後の氷河期に形成されたといわれ、野鳥や高山植物に出会える絶好のフィールド。礼文島は「花の浮島」と呼ばれるほど多彩な花々が咲き誇り、利尻島では利尻富士の雄姿が旅人を迎えてくれます。


夏の平均気温は約20℃と冷涼で、夜には上着が必要なほど。この気候が希少な高山植物を育んでおり、この地でしか出会えない特別な自然との触れ合いが楽しめます。豊富な海の幸も旅の醍醐味。涼やかな風とともに、北海道最北端ならではの特別な旅を体感してください。


夏の服装はこちらからチェック!


※コース内で紹介しているスポットや体験メニューは変更となる場合がございます。最新情報は公式サイトよりご確認ください。

Start
1日目
(稚内空港から)車で約30分
13:00頃

宗谷岬

空港からいざ北上!めざせ北海道のてっぺん!

北海道最北の地、稚内市の宗谷岬は旅人憧れのスポットです。岬の先端に建つ「日本最北端の地の碑」は北極星の一稜をかたどった三角形で、中央には北を示す「N」、台座の円は平和と協調を象徴しています。晴れた日にはサハリンの島影を望めることもあり、国境を越える北の海のロマンを感じられる瞬間です。


稚内空港から車で北上し、オホーツク海を横目に走ると雄大な景色が広がり、道の果てに現れる宗谷岬に立つと「北海道のてっぺん」に到達した感動を味わえるでしょう。

住所
稚内市宗谷岬
電話番号
0162-23-6468

Column

旅の始まりのランチにピッタリ!

■食堂最北端

地元宗谷産の帆立のプリプリ食感がたまらない「ほたてラーメン(塩味)」がおススメです。一度食べるとクセになる美味しさです。


アクセス:宗谷岬から徒歩で約1分

TEL:0162-76-2222

旅の始まりのランチにピッタリ!
(宗谷岬から)車で約15分
14:30頃

白い道

青と白が織りなす絶景スポット

稚内市にある白い道は、地元名産の帆立の貝殻を砕いて敷き詰めた全長約3kmの道路です。青い空とオホーツク海、そして白く輝く道が織りなすコントラストはまさにフォトジェニックで、近年SNSでも人気を集めています。

道沿いには宗谷丘陵の牧草地や風車が広がり、北の大地らしい雄大でのどかな景観を楽しめます。自然と調和した白い道は、宗谷岬観光とあわせて訪れたい絶景スポットです。


※白い道は歩行者優先につき、車で通行する際はご注意ください。

住所
稚内市大字宗谷村字宗谷
電話番号
0162-23-6468

Column

稚内フットパス

稚内には自然を楽しめるフットパスが整備され、SNSでも注目の「白い道」を含む宗谷丘陵コースが人気です。牧草地や風車、海を望む丘陵の景観を自分のペースで満喫でき、宗谷岬観光とあわせて訪れれば特別な思い出になるおすすめのコースです。

稚内フットパス
車で約30分
15:30頃

稚内フェリーターミナル

いよいよ北の離島・利尻島へ!

北海道最北の港、稚内フェリーターミナルから利尻島までは約100分の船旅。デッキに立てば潮風が心地よく、移動そのものが特別な時間に感じられます。


晴れた日には、海に浮かぶようにそびえる「利尻富士」の姿が目の前に。幻想的な景色は、カメラを向けたくなる瞬間です。島影が近づくにつれて、冒険の始まりを告げる高揚感が高まります。

Column

【ちょっと寄り道♪】稚内港北防波堤ドーム

頻発していた高波被害を防ぐために建設された北埠頭のシンボルで北海道遺産にも指定されています。高さ13.6m、70本の柱は圧巻で、古代ローマ建築を彷彿とさせる独特のデザイン。フェリー乗り場から車で約5分ほどなので、待ち時間にぜひお立ち寄りください。

【ちょっと寄り道♪】稚内港北防波堤ドーム
(利尻島・鴛泊港まで)フェリーで約100分
19:00頃

【宿泊】利尻島

利尻島の宿泊はホテル、旅館、民宿と選択肢が豊富で、観光やフェリー利用にも便利です。温泉のある宿では旅の疲れを癒やし、民宿では島の人々との交流や心温まるもてなしを体験できます。食事は利尻ならではの新鮮な海の幸が並び、朝には宿から利尻富士の美しい姿を望めます。

2日目
(鴛泊港から)車で約25分
9:00頃

オタトマリ沼

高山植物に彩られる利尻島最大の沼

島の象徴・利尻富士を美しく望める絶景スポットです。静かな水面に映る山の姿は息をのむほどで、訪れる人々を魅了します。季節になると沼畔には高山植物が咲き誇り、散策するだけで自然の豊かさを満喫できます。また、北海道銘菓「白い恋人」のパッケージに描かれた景観のモデルとも言われており、利尻を訪れたら必ず立ち寄りたい人気の観光名所です。

住所
利尻郡利尻富士町鬼脇
電話番号
0163-82-2201
休業日
雪があるときは立ち入り不可

Column

白い恋人の丘

「白い恋人の丘」は、オタトマリ沼近くの沼浦展望台の愛称で、利尻富士を望む絶景スポットです。ここでプロポーズをして写真を利尻富士町観光協会に持参すると、石屋製菓公認のプロポーズ証明書が贈られる特典があります。美しい景色に包まれて誓う愛は一生の思い出に。利尻島を訪れるカップルにおすすめのロマンチックな名所です。

白い恋人の丘
(オタトマリ沼から)車で約20分
10:00頃

神居海岸パーク

自分で採ったうにを味わう特別体験

利尻島ならではの体験ができるのが「神居海岸パーク」です。ここでは船に乗り、箱メガネと網を使って地元漁師さんと同じ方法で「うに採り」に挑戦できます。自分の手で獲ったうには、その場ですぐに味わうことができ、鮮度は抜群です。


利尻昆布を食べて育ったうには甘みが強く、とろけるような濃厚な味わいが魅力です。ここでしか味わえない“とっておきの体験”は、旅の思い出を特別なものにしてくれるでしょう。

住所
利尻郡利尻町沓形字神居149-2
電話番号
0163-84-3622
営業時間
6月1日~9月30日 10:00~16:30(最終受付16:00)
休業日
期間中は無休

Column

利尻らーめん 味楽

利尻昆布をたっぷり使った甘みのある出汁に、香ばしい焼き醤油を合わせたスープは深みのある味わいで、一口啜れば旨みが広がります。昼食時には行列ができることもあるため、訪れる際は少し早めの時間がおすすめ。利尻島を訪れたらぜひ味わいたい、島の名物グルメです。

アクセス:神居海岸パークから車で約5分

住所:利尻郡利尻町沓形字本町67

TEL:0163-84-3558

利尻らーめん 味楽
(神居海岸パークから)車で約30分
13:15頃

鴛泊港フェリーターミナル(利尻島)

次はいよいよ花の浮島 礼文島へ! 

午前中に利尻島の自然や名所を満喫したら、次はいよいよ礼文島へ。鴛泊港フェリーターミナルからは、島旅ならではのワクワク感に包まれながら出航できます。海を渡る短い船旅の先には、色鮮やかな高山植物と絶景が待っています。

フェリーで約45分
14:00頃

香深港フェリーターミナル(礼文島)

花の浮島・礼文島の旅の始まり

礼文島の入口・香深港から「花の浮島」をめぐる旅がスタートします。約300種類の花々が咲き誇り、可憐な姿で訪れる人を迎えてくれます。レンタカーを借りれば、花咲く丘や海岸線を巡る絶景ドライブが楽しめ、礼文島ならではの大自然を堪能できます。

車で約40分
15:00頃

スコトン岬

礼文島の最北端から圧巻の絶景を!

細く突き出した岬の先端に立つと、目の前には果てしなく続く紺碧の海が広がり、まさに大自然の迫力を体感できます。展望台からは無人島のトド島を望むことができ、その雄大な眺めは写真映えも抜群。


さらに、スコトン岬は全長約13kmの「岬めぐりコース」の出発点でもあります。ゴロタ岬や澄海岬を巡りながら、島の豊かな自然と多彩な景観を満喫できる人気のトレッキングルートです。

住所
礼文郡礼文町船泊順古頓
電話番号
0163-86-1001
車で約15分

澄海岬

礼文で最も美しいと名高い海をのぞむ!

礼文島の中でもひときわ人気が高い景勝地で、名前の通り、目の前には透明度抜群の青い海が広がり、その美しさに息をのむことでしょう。晴れた日には光を受けて輝く海の色合いがより鮮やかになり、訪れる人を魅了します。


周辺は高山植物の宝庫でもあり、礼文を代表する花「レブンアツモリソウ」が群生地もこの近くにあり、5月下旬から6月中旬にかけて、花を愛する人々が全国から集まります。海と花が織りなす景観は、礼文ならではの特別な体験を約束してくれます。

住所
礼文町船泊西上泊
電話番号
0163-86-1001
車で約30分

海鮮処かふか(夕食)

礼文名物!ほっけのちゃんちゃん焼き

ちゃんちゃん焼きとは、魚と野菜を焼いて味噌などで調理した北海道の郷土料理。鮭を使うのが一般的ですが、ここ礼文島ではホッケのちゃんちゃん焼きが名物になっています。

香深漁協直営店ならではの鮮度抜群の海鮮丼も自慢の一品です。

住所
礼文郡礼文町大字香深村字トンナイ558-1
電話番号
0163-86-1745
営業時間
11:00~15:00、17:00~21:00(5月1日から10月15日までの営業)

【宿泊】礼文

3日目
(香深港から)車で約10分
8:00頃

レブンウスユキソウ群生地

白くて可憐!高山植物のプリンセスを見に行こう

淡白色の葉を薄く積もった雪に例えたレブンウスユキソウ。キク科ウスユキソウ属の多年草で、別名エゾウスユキソウともいわれる礼文町の町花です。「高山植物のプリンセス」と評されるその姿は、白い綿毛に包まれていて気高く可憐。花の時期は6月から7月。アルプスのエーデルワイスも同じウスユキソウの仲間です。


レブンウスユキソウの群生地は礼文島にある「礼文林道」の入口から緩やかな砂利道を2kmほど登ったところにあります。その道のりはとても開放的!利尻島全体を見渡せる風景や美しい利尻山を眺めながら群生地を訪ねます。


レブンウスユキソウのみならず、「花の宝庫」と言われる礼文林道には、様々な花が咲き誇ります。ぜひ可憐な花々たちに会いに行ってみてください。

住所
礼文町香深村
車で約15分
11:00頃

北のカナリアパーク

映画の世界と利尻富士の眺め

映画「北のカナリアたち」のロケ地を保存した記念公園が「北のカナリアパーク」です。撮影で実際に使われた校舎には、当時の写真や衣装が展示され、作品の世界を間近に感じられます。映画ファンはもちろん、初めて訪れる人にも興味深い内容です。公園内にはカフェもあり、利尻富士を眺めながら過ごすひとときは格別。映画の余韻と雄大な景色を同時に楽しめる、利尻島ならではの人気スポットです。

住所
礼文町香深村奮部
電話番号
0163-86-1001(礼文町産業課)
営業時間
5~10月/9:00~17:00(期間中は無休)
車で約5分
11:30頃

海鮮処かふか(昼食)

プロの業・絶品うにを召し上がれ!

2日目の夜にも訪れた「海鮮処かふか」で、ぜひ味わいたいのが、島名物のうに丼。新鮮なうには口に入れた瞬間に甘くとろけ、濃厚な旨みが広がります。まさに究極の美味といえる一杯です。さらに漁協直営ならではの海鮮メニューも豊富で、どれも鮮度抜群。丼ぶりや定食を食べ比べるのも旅の醍醐味です。

住所
礼文郡礼文町大字香深村字トンナイ558-1
電話番号
0163-86-1745
営業時間
11:00~15:00、17:00~21:00(5月1日から10月15日までの営業)
(香深港から稚内フェリーターミナルまで)フェリーで約120分
(稚内フェリーターミナルから)車で約25分
16:40頃

稚内空港

グルメに舌鼓を打ち、特別な体験に胸を躍らせ、色とりどりの花々に癒やされる──そんな五感をフルに使った旅はいかがでしたか。日本最北の地で過ごしたひとときは、きっと心に鮮やかな記憶として刻まれたことでしょう。次の旅へとつながる、大切な思い出になったのではないでしょうか。

Goal

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