11 北海道ではじめて「日本遺産」に認定された江差町。そんな江差ならではの魅力と数ある文化財に迫る

北海道を旅する時、さて、どの町に行く計画を立てますか? 数ある温泉地や、大自然の風景や、その土地ならではのグルメなどなど、魅力的な町が多くて迷ってしまいそう。そんなあなたにオススメしたいのが江差町です。江差町ってどこ? 何が有名なの? ぜひ知ってほしい江差町の魅力をいろんな角度からお伝えしていきましょう。


江差町についてお伝えする前に「日本遺産」について説明した方がわかりやすいかもしれません。文化庁が平成27年度から始めている「日本遺産」という制度は、地域の歴史的な魅力や特色を通じて、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定し、ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形・無形の様々な文化財群を総合的に活用する取り組みを支援する、というもの。そんな日本遺産に、北海道ではじめて認定されたのが江差町なのです。

日本遺産に認定される際、江差町は26もの文化財をストーリーに盛り込み、申請しました。その文化財のひとつが、町並みです。道南に位置する江差町は、かつてニシン漁とニシン加工品の交易によって栄えました。切妻屋根の建物の暖簾・看板・壁には、その家ごとの屋号が掲げられ、独特の趣を現代にも残しています。上の写真は商家であった旧中村家住宅で、屋根には若狭瓦が葺かれています。


また、江差の市街地の沖に浮かぶ、細長い「かもめ島」も文化財のひとつ。かもめ島が天然の防波堤となって港を守り、交易発展の基となったと言われています。海抜20m、周囲約2.6km。市街地から島へは歩いて渡ることもでき、ぐるり1周しても2時間程度で回ることが可能です。島にはその他の文化財も点在しているので、散策してみるのも楽しそうです。


江差を代表する文化が「江差追分」です。民謡の王様とまで称され、もちろんこれも大切な文化財。起源は長野県の古い馬子唄にあると言われています。江戸時代中期以降、ニシン交易によって海を越えて北海道に伝えられ、辺境の地ならではの哀調が加わり、江差追分として育まれました。そんな江差追分に触れてみたい人は、江差追分会館を訪れてみてはいかがでしょう。


江差追分会館では、江差追分の歴史を身近に学べるのはもちろん、江差追分の実演鑑賞や実際に体験することもできます。独特の哀しみを湛えた江差追分は、一聴の価値大いにありです。

他にも、江差ならではの魅力はたくさんあります。これまで知らずにいた北海道の新たな一面に出会えるかもしれませんよ。


取材協力

江差追分会

所在地北海道檜山郡江差町字中歌町193-3
電話0139-52-5555
公式サイトhttp://esashi-oiwake.com/

江差町追分観光課

所在地北海道檜山郡江差町字中歌町193-1
電話0139-52-6716
公式サイトhttps://www.hokkaido-esashi.jp/

各施設情報については変更になる場合がありますので事前のご確認をお願いいたします。

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